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2018年06月14日

エイジングケア

心がトキメクような目標、ありますか?

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これは私の通うトレーニングジムでの光景です。ある人は、いつも見るからに暇つぶし的にダラダラとトレーニング(?)をしています。一方、ある人は目を輝かせトレーニングに励み、大粒の汗を流しています。この差はどこから来るのでしょうか?それは、目標が有るか無いか、ではないでしょうか?

 

目標の有無と、10年後の生活状況を調べた実験

ここで、ある実験結果を紹介しましょう。1979年、ハーバード大学の卒業生を対象にある質問を行い、10年後に生活状況を聞き取りしたものです。

ある質問とは、大学を卒業する段階で「卒業後にどうしようと思っていますか?」という内容でした。その回答は、以下のようになっていました。

①「卒業後の人生について何も考えていない」が24%、②「就職先は決まっている」が60%、「5年後にやりたいことや目標がある」が13%、④「5年後10年後の目標が明確で、それを紙に書き出している」が3%です。

注目すべきは、①と②のグループには目標がなく、③には目標があり、④は目標を紙に書きだしている点です。

10年後に生活状況を聞き取りしたところ、驚くべき結果がでました。①と②を合わせた84%の平均年収と、③の13%の平均年収に、2倍の差がついていたのです。さらに驚くことには、目標を紙に書きだしていた④の3%の平均年収は、残り97%の人たちの、なんと10倍だったのです。

生活は年収が全てではありませんが、人生において目標設定がいかに大事かを物語っています。

 

モチベーションを保てるのは、目標があるから

このように、目標を持っている人と、持っていない人の差は非常に大きいものがあります。それが長い年月続くと、両者の差は計り知れないものになります。

目標を持つことは、モチベーションを維持するためにとても重要です。逆に、目標がないとモチベーションを維持するのが難しく、少しでも辛いと感じると、頑張ろうという気持ちが削がれてしまいます。結局途中で投げ出して、中途半端な状態に陥りかねません。

「目標を見つけよう。手段は後からついて来る!」これは、インド独立の父:マハトマ・ガンジーの言葉です。目標さえ見つけられれば、しめたものです。それは貴方の心に火をつけることでしょう。

また、古代ギリシャの哲学者アリストテレスも言っています。「人間は、目標を追い求める生き物だ。目標に向かい努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。」

長い道のりとなる美髪育成だけでなく、何かを成功させるためには、心がワクワク・トキメク目標を持ち、紙に書きだしてみましょう。例えば、「○年後の同窓会には、綺麗な髪でオシャレをして参加し、同級生たちに驚かれる」など。すると自然にモチベーションが上がり、普段以上の力が発揮されるでしょう。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。71歳になるが、自称年齢は53歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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