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2020年03月12日

エイジングケア

ウイルスに負けない対策をしよう

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ウイルスによる健康被害のニュースが、連日マスコミを賑わせています。今回は、ウイルスの脅威とその対策についてお話しします。

 

ウイルスの脅威

ウイルスの蔓延は、対応の問題もありますが、やはりその感染力が大きな脅威となっています。なぜ人類は、ウイルスを未だ克服できずにいるのでしょうか?

それは、ウイルスが自らの形を変えて進化するからです。下記にその流れを具体的に示します。

ウイルスの流行→ワクチン開発で流行収束→ウイルスの進化(従来のワクチンが効かないものへ)→進化したウイルス用のワクチン開発で流行収束→再び新たなウイルスへ進化(新ワクチンに耐えられるものへ)…というわけです。まさにイタチごっこといえます。

おまけにウイルスは進化のスピードが速いのです。人間が20~40年で子孫をつくるのに対し、例えばインフルエンザウイルスは、約8時間で子ウイルスをつくると言われます。

これでは1年間でおおよそ1000代も代替わりすることになります。人間に例えると、1000代も代替わりするには約3万年に相当することになり、クロマニヨン人から現代人に進化するほどになります。

以上のような関係で、日進月歩の医療も、ウイルスの進化の前に厳しい戦いを強いられているのです。

 

一人一人のウイルス対策が大切

まずは一人一人ができるウイルス対策を行い、自分や周囲の人を守ることが大切だと思います。

ウイルスが感染しやすい条件は、一般的に次の3点です。①空気の乾燥。②鼻や喉の表面温度の低下。③短い日照時間(体内でのビタミンDの合成量が減り、免疫力が落ちる)。これらをまず取り除く対策をしましょう。

それには、マスク、うがい、こまめな手洗いが大切です。マスクは効果が無いとTVで話していらっしゃる先生がいましたが、そのようなことはありません。感染の防御として、鼻、喉の湿度・温度を保つことができ、大いに有効です。また加湿器も有効です。

次に、体の入り口である鼻や喉の粘膜上の免疫力を高めましょう。ウイルスがそこに達したとき、免疫力が低いと感染してしまうのです。体の入り口を突破したウイルスから身を守るには、体の内部、「腸管」の免疫力を強化することです。

体の入口、内部ともに免疫力を高めるためには、キノコ類のサプリメントの活用がオススメです。

以上のことも踏まえ、ウイルス対策を簡単にまとめますと、次の4点となります。

①良い生活習慣で免疫力を落とさない。暴飲暴食、寝不足などはNG。②ウイルスを体内に入れない。人混みを避けることなども大切。③体の入り口である粘膜の免疫強化。④体内に入ったウイルスは、体の内部、腸管の免疫を強化することにより防御。

以上の対策で、感染に備えましょう。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。73歳になるが、自称年齢は55歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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