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2017年03月09日

エイジングケア

100歳を超えてもスベスベ美肌の秘訣は、油にあり

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電車に乗ると多くの人と出会います。肌の綺麗な人、若くても肌がカサカサな人、職業柄か、ついつい観察してしまいます。若くても肌の荒れている人、お年寄りなのに肌に弾力がある人・・この差はどこから来るのでしょうか?

 

100歳を超えても、スベスベな美肌を保つ人

3年ほど前に講演会で、100歳を過ぎた聖路加国際病院理事長の日野原重明先生にお会いしました。楽屋でご挨拶させていただき、握手をした先生の手は柔らかくスベスベで、肌のシミやシワは少なく、その若さに驚きました。

改めて日野原先生の美肌の秘訣を知るため、先生の書籍を何冊か読みました。そして、その秘訣は食生活にあることに気付きました。先生は、このようにおっしゃいます。

「私は毎朝、野菜や果物のジュースに、茶さじ1杯、約4グラムのオリーブ油を入れて飲むという習慣を30年以上も続けています。これは、高めのコレステロール値を下げようと思ったのがきっかけでした。安易に薬に頼らず、まず、毎日の食事から見直し、そこから改善していくのが理想的だと思いました。」

 

油にその秘訣がある。ただし、種類を選んで摂取しよう

一般的には、「油といえばダイエットの敵」など、あまり良いイメージを持っていない人が多いように思いますが、油は身体のとても大切な構成要素です。例えば、私たちの大切な脳の約60%は油でできています。

私も以前は、一ヶ月のうち半分ほど、朝食はパンにバターを食べていました。しかし今は、バターを「えごま油」に変え、毎朝食べています。その結果、肌がシットリしたせいかカミソリ負けが無くなり、顔に絆創膏を張ることが皆無になりました。

 

油の種類

 

このように、若さと美肌には、油の摂り方に秘訣があるようです。食用油には、上表のように、種類によって色々な特長があります。熱に強い油、弱い油、摂り過ぎに注意したい油、積極的に摂りたい油とありますので、自分に適した油を摂取するようにしましょう。また、その油が良質でフレッシュなものかどうかも見極めることも大切です。

 

参考文献:『病気にならない15の食習慣』 青春出版社 日野原重明・劉影 著

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR(栄養情報担当者)/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行っている。趣味は山登りとマラソン。70歳になるが、自称年齢は52歳。年間に4回ほどフルマラソンへ出場し、4時間以内に完走することもある。登山では世界7大陸の最高峰を制覇することを目標とし、既に4つ登頂成功。2017年はデナリ(マッキンリー)に挑戦する予定。トキメクような目標をモチベーションに、アンチエイジングを体現している。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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