2017年12月14日
エイジングケア
食品添加物についての私のこだわり
最近、何名かのお客様からサプリメントに処方されている食品添加物に関するご質問を頂きました。食品添加物は、食品の製造過程で、または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。人の健康を損なうおそれのない場合に限って使用が認められおり、数多くの種類があります。
必要最小限におさえ、少しでも体に良いものを
健康を損なう恐れがないといっても、薬も含めサプリメントを多種多量に飲まれる方が多くいらっしゃいます。そのような場合、それぞれに使われている添加物全てを解毒するには肝臓に大きな負担が掛かります。
そこで、私はサプリメントを処方を組む際、理想としてこのように考えています。まず、一種類のサプリメントで多くの効用があること。つまり、それ1つあれば他に多種多量なサプリメントを飲む必要がなくなること。次に、食品添加物は使わない(肝臓の負担が軽減される)ことです。
しかし、サプリメントを製造するときには、原料の特性によってはそのままだとダブレット状などに成型出来ない(固まらない、等)場合があります。その時だけは、必要最小量を使うこととし、それも数多くある食品添加物中から、体に少しでも良いものを選びます。その為、私が処方するサプリメントは、味や見た目が悪くなったとしても、甘味料、着色料、香料、保存料など効用に関係しないものは使っておりません。
サンプライズ製品の添加物について
それでは、サンプライズ製品について、具体例を挙げて説明しましょう。
休息サポート・サプリメントの「深眠源」は、100%キング・アガリクスを原料とした、完全無添加のサプリメントです。原料のみで成型できるため、一切添加物は使用していません。
美髪育毛エイジングケア・サプリメントの「ヘアドルーチェ」については、先述したとおりタブレット状に成型するために以下3種類の添加物だけ使用しています。
結晶セルロースは、体内に入るとコレステロールを吸着して排出する作用があり、デトックス効果が期待できます。消化吸収されないため、ダイエットサプリメントの素材としても使用される成分です。錠剤の硬度をだす結着剤として使用しています。
微粒二酸化ケイ素は、シリカとも呼ばれ、最近は美容成分としても有名になってきている成分です。土、砂、食物に含まれるミネラルで、私たちの骨、皮膚、爪、髪の毛などにも存在し、コラーゲンの生成を助けるとも言われています。原料粉末の流動性を上げるために使用しています。
ステアリン酸カルシウムは、原料粉末の流動性と固結防止のために使用しています。国の定める規定では使用量制限のない成分ですが、ごく微量のみ使用しています。
サプリメントを購入する際には裏面の原材料表示を必ず確認するようにしましょう。中には、必要のない添加物まで盛り沢山配合されているものがあります。長期間に渡り、毎日飲むものですから、完璧は求めずとも悪いものは除外するようにすると良いでしょう。
コラム筆者:元井益郎
薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。
東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。
趣味は山登りとマラソン。71歳になるが、自称年齢は53歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。