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2018年03月22日

エイジングケア

ストレスへの対処法

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ストレスは髪にとっても大敵。でも、そう簡単には解消できないのがストレスですよね。今回は、ストレスへの対処法について、ご紹介したいと思います。

 

病まで引き起こす、ストレス

まず、ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、①温度、湿度、騒音などの物理的なもの、②断眠、疲労、病気などの生理的なもの、そして③人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会・心理的なものに分類できます。

米国の医療統計によれば、病気の原因の約9割はストレスと言われ、日本も過労による自殺や心臓マヒでの死亡といったニュースも多く、高ストレス社会と言えます。

もともとストレスは、天敵に襲われるような極限状態において、身体を効率的に動かすために備わった機能でした。そのため、一時的な「急性ストレス(刺激)」を受けると免疫力が高まります。

ところが現代社会では、ストレス要因が残り続け、蓄積される「慢性ストレス」が多く、これが深刻な健康リスクをもたらしています。時には人の命を奪う「キラーストレス」となる可能性もあります。

ストレスが病を発症させるメカニズムは、過度なストレスによって様々なホルモンの分泌バランスが狂い、その作用により、脳細胞や血管をはじめ、様々な臓器の機能が損なわれることにあります。抜け毛や薄毛もその一つです。がんの進行にも、ストレスが関係していると言われます。

 

ストレスブレーカーとプラス思考

さて、前置きが長くなりましたが、そのストレスへの対処法についてお話しましょう。

先ずは、万病のもととなる慢性ストレスを分断して、急性ストレスに変える「ストレスブレイカー」を導入する考え方です。

ストレスブレイカーとして一番良いのは、ストレスの原因そのものを除去する方法です。例えば、仕事がストレスの原因なら、そこから一時離れること。効果は大きいですが、現実的には実施が難しい事が難点です。

その他、旅行、瞑想、温泉、ヨガ、映画鑑賞、エクササイズ、音楽など、ストレスブレイカーとして使えるものは多数あります。

次は、ストレスに対する考え方や気の持ち方を変えることです。例えば、AとBという人が、ある病気に罹ったとしましょう。Aはプラス思考で、「私は病気だけどまだ手も足も動く、そうでない人に比べ恵まれている」と考えます。Bは逆に、「私はこんな病気になってなんて不幸なのだろう」と考えます。もうお分かりのように、この2人のストレスの差は歴然です。

私がストレスを感じる時には、Aのようなプラス思考の考え方や、ジョギング(運動後は快眠に繋がります)、旅行、読書などを実践し、更に、自律神経を整えストレスを軽減させるサプリメントも活用しています。ご自分に合ったストレスブレイカーを複数見つけ、組み合わせることをおすすめします。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。71歳になるが、自称年齢は53歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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