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2019年02月15日

エイジングケア

体に悪いもの、悪いことと決別しよう!

に悪いもの、悪いことを知り、決別を

ビタミンB群のひとつであるパントテン酸の発見者、故ロジャー・ウイリアムス博士は、「私たちの体は、食べたもの、飲んだものでできている」と言っています。全くその通りです。

アンチエイジングのため心にトキメク目標を持ち、それに向かって一生懸命に努力しても、害となるものを体に入れたり、不摂生な習慣があったりしては、目標達成は困難でしょう。積極的に知識を取り入れつつ、体に悪いもの、悪いこととは決別しましょう。

避けるべきものとして、まずタバコ・食用油について、日本における厳しい現状を絡め話をします。日本のタバコのパッケージ表示は、世界で一番甘いと言われています。ブラジルでは「タバコを吸っていると、生まれてくる赤ちゃんに害を及ぼす」などの危険を示す表示がされています(写真参照)。

▼タバコパッケージ(ブラジル)

1902会長SN画像-ブログ用

またトランス脂肪酸(体への悪影響が懸念)を含む食用油やマーガリンは、欧州各国では販売禁止されていますが、日本国内では数多くパンやケーキ類に使用されています。

その他、砂糖を大量に含んだ清涼飲料や缶コーヒーなどは、GI値(※)を急激に上げ膵臓などを疲弊させます。古い油や塩分の摂り過ぎにも注意です。

また大食いや大酒、夜遅くの食事習慣も内臓に大きな負担を掛けます。内臓を解り易く工場に例えてみます。処理能力の決まった工場(内臓)に大量の原材料を連日押し込み処理をさせたら、たまったものではありません。ましてや本来なら夜間はお休みのところ、深夜残業では疲れ果てるでしょう。出来るだけ規則正しい休みや休憩を与えて欲しいものです。

 

米国に学ぶ健康意識

最近、米国・ハーバード大学に研究留学している知人から便りがありました。その大学のラボでは大半の研究者が、食事として高カロリー・高脂肪食(ハンバーガーやピザ等)を避け、リンゴ等の果物や野菜、ゆで卵などを持ってきているそうです。また研究者達だけでなく、健康意識の高いボストン人の間では、「低糖質・高タンパク質」や「植物性タンパク質」の食事が流行っているとのことです。

米国では上述のようなヘルシーな食事や日本食などが人気です。一方、日本では、ハンバーグなど高カロリー・高脂肪食の欧米食が多く食されています。

そして、ガン、心疾患、脳疾患などの生活習慣病は、日本では減らず、米国では見違えるほど減っているのです。この現実を、あなたはどう思いますか?この機会に、口に入れるものや習慣を一から見直し、悪いもの、悪いことと決別しましょう。

※GI値(グリセミック・インデックス):血糖値の上昇率を表す指標。急激に増えるとインシュリンが血糖値を下げようとし、膵臓に負担がかかる。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。72歳になるが、自称年齢は54歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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