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2023年01月26日

エイジングケア

若さ維持の基本!短時間でできる運動法

アンチエイジングには運動が必須

アンチエイジングの基本は、心にトキメク目標を設定し、それに向かって運動をすること、バランスのとれた食事をとること、そしてそれらの継続です。このような話になると、それは充分にわかっているけど運動なんてする時間がない!という方が多くいらっしゃいます。

そこで今回は、ごく少ない時間でできる効果的な運動方法をご紹介します。

ただその前に改めて、運動の大切さをご理解いただきたいと思います。運動をしないでいると、当然、年々無駄な肉がついていき筋肉も衰えます。外見的には、背筋が衰えて姿勢が前屈みになるなどして、若々しさが消えて老けた印象になっていきます。

若々しい見た目や体力・筋力を維持し、いつまでもイキイキと過ごすためには、運動が必須なのです。

 

短時間でできる効果的な運動方法

それでは、短時間でできる運動方法をご紹介します。先日、日本抗加齢医学会の勉強会に参加した際、谷本道哉先生(順天堂大学)が、運動について次のようにお話しされていました。谷本先生はNHKのTV番組にもよく出演されているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

「もっとも重視したいのはフルレンジで動作をすること。回数や重量を求めるほど稼働範囲が小さくなる」「浅いスクワットは、浅はかなスクワット」とのことです。フルレンジで動作をするとは、簡単に言えば、大きく動かすということです。

究極の体幹トレーニングといわれる、スクワットを例に説明しましょう。下のイラストをご覧下さい。

▼浅いスクワット(左)と深いスクワット(右)

 

左のように浅いスクワットを100回行うより、右のように深く沈み込むスクワットを10~20回、これを週に2、3回行ってください。後者は浅いスクワットより当然時間がかからず、さらに効果も大きいです。

それ以外には「腹筋」、「背筋」、椅子やテーブルを利用しての「斜めの腕立て伏せ」を、これも各10~20回、週に2、3回行いましょう。 腹筋・背筋は足を固定するなど工夫をして下さい。斜めの腕立て伏せは、椅子などの上部を両手でつかみ、足は後方へ伸ばして肩幅くらいに開いて行います。

いずれも多くの回数を目指すのではなく、動作の範囲が大きくなるように行いましょう。時間帯は1日の中で余裕のある時を選び、習慣化しましょう。そしてトレーニングを終えたらカレンダーなどに記録を付け、まずは1カ月頑張ってください。

週に2、3回の運動でも真面目に2、3カ月も継続すれば、姿勢が良くなり、若々しく颯爽と歩けるようになるでしょう。何歳からでも実行すれば体は変わります。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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