2024年01月25日
エイジングケア
2024年は「若さも気から」で若返り!
研究が進む精神免疫学
今まで漠然と言われてきた「病は気から」のメカニズムが、2017年、北海道大学で免疫学を研究する村上正晃教授らのチームにより解明され¹⁾、世界から注目を集めました。「病は気から」というのは本当だったのです。
今、この分野「精神免疫学」の研究は急ピッチで進んでいます。私は今後「“若さ”も気から」のメカニズムも解明されるのではないかと真剣に考えています。今回はこちらをテーマにお話しします。
精神免疫学とは、心(脳)と体の関係において、脳と免疫系を中心とした生体防御に焦点を当てた学問です。今まで「精神=心:幸せ」については、指標化が非常に困難なために科学の対象外となっていました。
そのようなところに「気持ちが若い人たちは、脳も本当に若かった」という研究結果²⁾を目にしました。
その研究論文によると、私たちの気持ちの上での主観年齢と実際の脳年齢は、思いのほか関連しているというのです。高齢者でも気持ちの若い人たちは、MRI(磁気共鳴映像法)スキャンで見た脳においても、老化の特徴が少ない傾向にあったといいます。
また、実年齢よりも気持ちが若いと答えた人たちは、記憶テストでより高得点をとる傾向にあり、健康状態も良好で、鬱の症状を報告する人たちも少なかったといいます。
「“若さ”も気から」で若返る!
今まで漠然としていたことですが、以上のように、心(脳)と体は対話をしていると言えるのです。心で強く思えば思うほど具現化していくことが可能です。
このような思考を、皆さんが「若返る」ために活用してみましょう。まずは、具体的に実年齢より何歳若いと、徹底的に強く思い込むことからスタートです。
私自身は、以前よりこの考え方を実践しており、確実に効果があることを強く実感し、『49歳からの「若返る」教科書』という著書も出版しております。
▼筆者の著書:『49歳からの「若返る」教科書』
この本には、若返るための数々の実践ノウハウを掲載しています。書籍のタイトルは「49歳からの」となっていますが、何歳からスタートしても大丈夫です。
皆様が2024年、若々しくご活躍されることを心より応援しております。
1)eLIFE(電子版)2017.8.15
2)Front.Aging Neurosci.,07 june 2018