2017年05月12日
ヘアケア
髪の生え際が薄い女性がとるべき対処法とは?
髪の生え際が薄い女性は頭皮への負担を減らしホルモンバランスを整えましょう
生え際の薄毛をケアするには生活習慣を整え、髪への物理的負担を減らすことが重要です。
髪の生え際が薄くなる原因は体調にかかわるものと外からの刺激によるものがあります。
女性ホルモンの減少によるびまん性脱毛症か、髪に対する物理的刺激が原因の牽引性脱毛症を疑いましょう。
生え際が薄い原因はびまん性脱毛症かもしれません
薄毛というと一般的に男性をイメージするかもしれません。
しかし、女性においても薄毛は多くの人が抱える悩みです。
男性の薄毛と女性の薄毛の違いはその進み方でしょう。
男性は生え際が後退して後頭部から髪が薄くなることが多いのに対し、女性の薄毛の多くは全体的にボリュームがダウンします。
地肌が目立つようになってきた、分け目が薄いと感じるのであれば、びまん性脱毛症を疑いましょう。
びまん性とは広範囲に広がっているという意味です。
びまん性脱毛症は別名女性男性型脱毛症(FAGA)とも呼ばれ、髪が全体的に薄くなる症状が特徴です。
びまん性脱毛症の原因のひとつは女性ホルモンの減少です。
髪の成長をサポートしている女性ホルモンエストロゲンが減少することで、男性ホルモンが相対的に増加し抜け毛が増加するのです。
自分の後頭部を見る機会はあまりありません。
そのため女性の薄毛は男性よりも進行が目立ちにくく、対処が遅れがちになります。
全体的に髪が薄くなるびまん性脱毛症も、つむじや生え際から目立つようになります。
こまめにチェックして早目に対処しましょう。
びまん性脱毛症が起こる原因とケア方法を知りましょう
びまん性脱毛症が起こる原因には次のようなことが挙げられます。
びまん性脱毛症はホルモンバランスの乱れによって起こります。
過度のストレスを受けるとホルモンや自律神経のバランスが崩れ薄毛の原因になります。
加えて血行不良になることで髪に栄養が行き渡らなくなるのも要因でしょう。
女性ホルモンは加齢とともに減少します。
特に閉経前後には急激に減少し、男性ホルモンが相対的に増加します。
コラーゲンも減少するため頭皮環境も悪化すると考えられます。
女性ホルモンが活発に分泌される妊娠中と比較して産後は急激にホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れます。
これが産後の抜け毛の原因です。
加えてピルの服用もホルモンバランスを変化させます。
びまん性脱毛症をケアするには生活習慣の改善が近道です。
ストレスを解消する時間を設け、運動をしてもいいでしょう。
バランスが良い食事で身体全体の調子を整えてください。
若い女性でも起こりやすい牽引性脱毛症に注意してください
まだ若いのに生え際が気になる、生活習慣に注意しているが結果が出ないという人は牽引性脱毛症を疑ってください。
牽引性脱毛症とは髪が引っ張られる刺激で生じる脱毛症です。
髪をきつく縛ることや、スタイリングの刺激によって髪と頭皮はダメージを受けます。
頭皮がダメージを受けると血行が悪くなり、髪の成長に必要な栄養が届かなくなることで薄毛の原因になります。
また、髪が引っ張られることで抜け毛が生じるのも問題です。
強い刺激によって毛が抜けると毛根の細胞にもダメージを与えることがあり、その結果次の髪の毛が生えにくくなることがあります。
まとめ髪やポニーテールは額や耳の後ろの生え際が薄くなることもあるので注意しましょう。
髪の毛に毛束をつけるエクステも髪に大きな負担となります。
ストレートや巻き髪など髪のセットにはヘアアイロンが欠かせない人も多いでしょう。
しかしヘアアイロンを使うときにも髪を引っ張るので薄毛の原因になります。
牽引性脱毛症を防ぐためには頭皮にダメージを与える髪型や毎日同じ髪型にすることは避けましょう。
髪を縛る位置や分け目を変えることで、髪の一部にダメージが集中するのを防いでください。
ヘアアレンジをした後は頭皮マッサージでケアするなど髪に休息を与えることも大切です。
(まとめ)髪の生え際が薄い女性がとるべき対処法とは?
髪の生え際が薄くなる原因は、女性ホルモンの減少や髪に対するダメージが考えられます。
ホルモンバランスを整える生活習慣を励行し、髪に刺激を与えないようヘアアレンジを控えるようにしましょう。
女性の生え際が薄くなる原因としてびまん性脱毛症があります。
女性男性型脱毛症(FAGA)とも呼ばれ、女性ホルモンの減少が原因のひとつです。
こまめにチェックして早めに対処するようにしましょう。
びまん性脱毛症の原因として考えられるのがストレスや加齢、ホルモンバランスの乱れです。
生活を見直す良い機会と考えて、規則正しい生活、バランスの良い食事を心がけましょう。
牽引性脱毛症とは髪に対する物理的な刺激によって起こる薄毛です。
防ぐためには頭皮を引っ張るようなアップのヘアスタイルを避け、ヘアアイロンの使用も控えめにしましょう。
たまには髪を休めることも大切です。