女性で頭のてっぺん付近の髪が細いのはなぜ？

女性で頭のてっぺん付近の髪が細いのは、びまん性脱毛症の可能性があります

頭のてっぺん付近から全体的に髪が細くなってくるのは、女性ホルモンの減少によるびまん性脱毛症の可能性が考えられます。

女性ホルモンのなかでも、エストロゲンは丈夫でしなやかな髪を作る働きがあります。

しかし、年齢を重ねるごとにエストロゲンは自然に減少し、40代以降はかなり少なくなります。

エストロゲンの減少は髪にも大きな影響を与え、分け目やつむじなど地肌が目立ちやすいてっぺん付近から全体的に細く、薄くなっていくのです。

頭のてっぺん付近の髪を細くする原因にはさまざまなものがあります

年を経ていくにつれて、頭のてっぺん部分を初め、全体的に毛が細くなったり薄くなったりするという症状に悩まされている女性もいることでしょう。

これは、びまん性脱毛症と呼ばれる症状で、女性ホルモンの分泌が少なくなってしまっていることが原因だと言われています。

女性ホルモンの中には、髪を発達させたり成長させたりするエストロゲンと呼ばれるものがあり、これは40代を境に急激に減少してしまいます。

そうすると、髪がやせ細ったり、色が薄くなったりしてしまうため、頭頂部が薄く見えるようになってしまうのです。

また、ヘアスタイルの分け目を常に同じにしたり、髪をきつく引っ張って編み込む、結ぶ、ねじってピンで留めるといったヘアスタイルを続けると、毛根が引っ張られて大きな力がかかります。

毛根に負荷がかかるヘアスタイルは、牽引性脱毛症を招き、分け目やつむじなどのてっぺん付近や、額の生え際など負荷がかかる部分から弱々しく抜けやすい髪質へと変えるリスクがあります。

さらに、刺激の強いシャンプーを使って過剰に洗髪する、頻繁にパーマやカラーリングを行う、紫外線に当たるといったことも頭皮に大きなダメージを与えます。

その結果、細く弱々しい髪しか生えてこなくなってしまうのです。

頭のてっぺんの髪を復活させるには、髪に良いヘアケアや生活を実践する必要があります

分け目やつむじなど、頭のてっぺんのボリュームアップには、まず日頃のヘアケアや生活スタイルを改善することから始めてみましょう。

睡眠中は、髪を作りハリやコシを維持する作用があるホルモンの分泌が行われ、午後10時から午前2時までが特に分泌量が増えます。

この時間帯に睡眠を十分にとり、ホルモンバランスを整えることが大事です。

さらに、強いストレスに長期間晒されると自律神経のバランスが崩れ、血流が滞り髪にも悪影響を及ぼします。

身体を動かすなど気分転換を行い、ストレス解消に努めましょう。

また、頭皮に負担がかかるヘアスタイルはやめて、時々分け目を変えて同じ部分に負荷がかからないようにしたり、パーマやカラーは間を空けて行うようにしましょう。

ヘアケアでは、アミノ酸系の洗浄成分を含んだシャンプーを使い、よく泡立ててから頭皮を強く擦らないように優しく洗いましょう。

できるだけ頭皮や髪が紫外線にダイレクトに当たらないように、帽子や日傘で日よけしたり、夏から秋にかけては念入りにヘアケアを行ったりして、ダメージを受けた髪をカバーしてあげましょう。

頭のてっぺんの髪が細くなったら、育毛アイテムの活用も検討してみましょう

頭のてっぺんの髪が細くなり、地肌が目立つ位酷くなると、ヘアケアや生活習慣だけに気を遣っても、ボリュームアップまでには時間がかかる場合があります。

そんな時は、髪を太く丈夫にしたり、発毛を促したりするようなアイテムを取り入れることも考えましょう。

たとえば、育毛剤を利用するのであれば、カンゾウエキスやトレハロース、シャクヤクエキスなどの栄養がバランスよく含まれているものが良いでしょう。

これらの成分には、頭皮の保湿作用、血行促進作用などの効果が期待できると言われています。

女性用の育毛剤は種類が豊富ですが、まずは成分に注目することが大切でしょう。

また、身体の内側から髪の成長に働きかける、サプリメントの活用も効果的です。

サプリメントはエストロゲンと似た作用をもつと言われているイソフラボンや、髪の主成分ケラチナタンパク質の生成を助けるヨウ素や亜鉛などのミネラル、ビタミンB群やビタミンK、Eなどのビタミン類が含まれているかをチェックしましょう。

そして、栄養学やサプリメントに関する専門家が研究開発、監修に携わり、原料や品質の安全管理をきちんと行っているものだと安心して使えます。

（まとめ）女性で頭のてっぺん付近の髪が細いのはなぜ？