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2017年12月07日

ヘアケア

40代女性の気になる薄毛、原因はなんですか?

女性ホルモンの分泌量が減少していることが考えられます


40代に入ると、時期などに個人差はありますが女性の体は更年期を迎えます。

すると、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が少なくなっていき、体にさまざまな変化があらわれます。

エストロゲンは、おもに卵巣から分泌されるホルモンで生理周期に合わせて分泌され、女性らしい体型や髪、肌などに作用する特徴をもちます。

20代後半をピークに、年齢とともに分泌量が減少していき、閉経後はごくわずかな分泌量になるといわれています。

エストロゲンが減少すると、髪が細くなったり髪の色が薄くなったりしてパサつきが目立つようになり、深刻な状態になるとひどい薄毛や抜け毛につながります。

急激なエストロゲンの減少をくい止めて症状をゆるやかにするためには、卵巣が健全な状態で機能していることがポイントになります。

食事や睡眠など生活習慣を整え、骨盤周りのストレッチや冷えを解消することで、血液の巡りが改善され、エストロゲンの最善の分泌につながります。

加齢による体の変化を止めることはできませんが、生活習慣を整えることでホルモンバランスの乱れを軽減させることは可能です。

女性ホルモンの分泌を妨げるNG行為

40代は、女性の卵巣機能が低下していき更年期にさしかかる年代といえます。

卵巣機能の低下にともない、女性ホルモンのひとつエストロゲンの分泌量が少なくなることが、髪が薄くなっていく原因です。

しかしそれ以外にも、エストロゲンを減らしてしまう原因が生活の中にあります。

エストロゲンを減少させる行為
    • 無理なダイエット

無理なダイエットをおこなうと、毛髪に必要な栄養素であるケラチンを作るタンパク質が不足しがちになり、髪が薄くなることがあります。

美しい髪をキープするためには、タンパク質、ビタミンB群、ミネラルを積極的に摂取する食生活を意識しましょう。

    • 喫煙

喫煙は、体全体の血流の巡りを悪化させ、エストロゲンの分泌を低下させるといわれています。

また、喫煙者は、閉経が早まる傾向があるといわれ、ホルモンバランスを崩しやすいリスクがあります。

    • 睡眠不足

眠っているときに分泌される成長ホルモンにより、頭皮は新しい細胞に生まれ変わります。

ところが深夜10時から2時頃の間に起きていると、細胞が活性化せず育毛の妨げになります。

遅くとも深夜0時頃までには眠り、6時間以上の睡眠を心がけましょう。

頭皮に合ったシャンプー剤を選びます

Beautiful young woman washing hair in bathroom at home

高級シャンプーから気軽に買える製品まで、さまざまな種類のシャンプーが販売されており、どれを選べばよいか分からない方も多いでしょう。

シャンプーは頭皮に合ったものを

シャンプー剤は、大きく3つのタイプに分類できます。

  • 石鹸系
  • 高級アルコール系
  • アミノ酸系

アルカリ性が強い石鹸系のシャンプーは、無添加のものが多いですが刺激が強く、洗い上がりに「きしむ」感じが残ります。

高級アルコール系は、市販されているシャンプーに一番多いタイプです。

石油由来の原料を使っているものがほとんどで、泡立ちがよく、洗浄力が強いですが、刺激が強い成分が混在していることも多く、皮脂の乾燥につながるシャンプー剤もあるといわれています。

アミノ酸系のシャンプーは、弱酸性で低刺激なものが多いのですが、洗浄力が弱いため、洗い上がりのさっぱり感は少なめです。

薄毛が気になる場合は、頭皮に刺激を与えないで皮脂の詰まりを取り除くことが大切になります。

アミノ酸系のシャンプーを選び、こまめに皮脂や汚れを洗い流すほうが、頭皮と毛髪に適しています。

頭皮環境を整えて艶のある髪をキープ

40代は、加齢の影響で、頭皮環境も悪化していくことがあります。

皮脂が浮いてフケが増えたり、痒みや臭いが気になったりと、今まで感じなかった不快感を覚えることがあるかもしれません。

そのような髪トラブルは、頭皮環境の変化が原因かもしれません。

頭皮環境をよくするにはどうすればいいのでしょうか。

頭皮の血行を促進

頭皮の血行を促すことで、毛根に栄養が渡り、艶のある美しい毛髪になっていきます。

しかしながら、加齢とともに頭皮は硬くなり、血流が悪くなる傾向があります。

適切な頭皮ケアは、薄毛予防につながり、艶とコシのある髪につながります。

    • 頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、血行を促進することで代謝をアップさせ、毛根の毛母細胞を活性化します。

地肌をマッサージすることでリラックスしてストレスから解放され、薄毛の予防が可能になります。

    • 分け目のチェンジ

長年同じ分け目にしている場合は注意が必要です。

分け目部分の頭皮だけ紫外線のダメージを受けているため、分け目から髪が薄くなっていきます。

分け目を変えて髪型をチェンジすることで、頭皮のダメージを分散できるようになります。

    • 育毛剤の利用

深刻な薄毛が進行しているのであれば、育毛剤に頼るのもよいでしょう。

ただし、自分の頭皮の状態や薄毛の原因などを理解したうえで育毛剤を選ばないと、無駄になることもあるのです。

専門のクリニックで、頭皮や体質に合ったものを選ぶことをおすすめします。

(まとめ)40代女性の気になる薄毛、原因はなんですか?

1. 女性ホルモンの分泌量が減少していることが考えられます

40代に入ると、女性の体は更年期を迎え、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が少なくなっていきます。

エストロゲンが減少すると髪が痩せていき、深刻な状態になると薄毛や抜け毛につながります。

2. 女性ホルモンの分泌を妨げるNG行為

エストロゲンの急激な分泌減少には、いくつかの原因が考えられます。

  • 無理なダイエット
  • 喫煙
  • 睡眠不足

生活習慣を整えて、栄養バランスのよい食事を意識し、卵巣周りや体を冷やさないことが大切です。

3. 頭皮に合ったシャンプー剤を選びます

薄毛が気になる場合は、頭皮に刺激を与えずに皮脂の詰まりを取り除くことが大切になります。

弱酸性のアミノ酸系シャンプーを選び、こまめに皮脂や汚れを洗い流すと頭皮と毛髪の健康につながりやすくなります。

4. 頭皮環境を整えて艶のある髪をキープ

加齢ともに頭皮環境は悪化し、皮脂やフケが増えたり、痒みや臭いが気になったりと、不快感を覚えることがあるかもしれません。

マッサージを行う、分け目を変えるなど、適切な頭皮ケアは、薄毛予防と美しい髪につながります。

サンプライズ

コラム編集部

美ルート公式コラム編集部による記事です。

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