50代女性の薄毛の原因はなに？改善する方法はある？

薄毛の原因、エストロゲン減少を回避！生活習慣を見直して

50代女性の薄毛の原因は、更年期によって、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下することです。

エストロゲンには、毛髪の維持に欠かせない働きがあります。

エストロゲンは毛髪の成長期を長く保ち、毛髪を発達させる大切な役割を担っています。

更年期をむかえ、エストロゲンの分泌量が低下すると、毛髪の成長期が短くなり髪を育てる力が少しずつ弱っていきます。

髪の本数が減るだけでなく、コシやハリ、髪の色など髪そのものの質が落ちたように感じるという方が多いのは、このためです。

また、生活習慣もホルモンバランスに影響すると考えられています。

50代女性の薄毛の原因であるエストロゲンの分泌量は、食生活の見直しや十分な睡眠、適度な運動を取り入れること、髪や頭皮にダメージを与えない生活を心がけることで改善できるといわれています。

50代女性の薄毛は、遺伝的な要因が大きいとされる男性型脱毛症（AGA）と比べ、改善できる可能性が高いともいわれています。

50代女性の薄毛の原因、ひとつは、更年期

40代後半から50歳前半の時期は、女性のからだが大きく変わる時期です。

というのも、50歳前後に多くの女性が閉経をむかえるからです。

閉経前後の5年間は、いわゆる「更年期」とよばれ、からだにさまざまな変化をもたらします。

ホットフラッシュとよばれる顔のほてり、のぼせ、多汗や冷え、耳鳴りや頭痛、全身の倦怠感など、さまざまな症状があらわれます。

こういった更年期特有の症状は、女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が低下することによって、引き起こされることがわかっています。

50代女性の薄毛も、先にあげた更年期の諸症状のひとつだと考えられます。

女性の薄毛は少しずつ進むため、ケアが遅れてしまうことも少なくありません。

50代女性の薄毛の原因、もうひとつは、生活習慣

50代女性の薄毛の原因には、この年代の女性の生活習慣も大きく関係していると考えられています。

具体的には、睡眠不足や運動不足、育児や介護、仕事のストレス、飲酒やたばこ、白髪染めやパーマなどによる頭皮へのダメージ、生活習慣病の治療薬やピルの服用などです。

これらは、女性ホルモンのバランスとも深くかかわっています。

先に触れた加齢によるエストロゲンの減少は避けては通れないものですが、それだけではありません。

日々の何気ない生活習慣が、エストロゲンの分泌量に影響するのです。

いいかえれば、50代女性の多くにあてはまる生活習慣を見直すことで、更年期特有の女性の薄毛症状を和らげることにつながるといえるでしょう。

50代女性の薄毛を改善するのは、よい生活習慣

エストロゲンと似たような働きをする栄養素であるイソフラボンは、大豆製品に多く含まれています。

またアーモンドやかぼちゃ、鮎に多く含まれるビタミンEや、にんにく、サンマ、カツオなどに多く含まれるビタミンB6も毛髪の健康を維持するのに役立ちます。

ただし、極端な摂取はかたよった食事につながるおそれがあり、逆効果です。

バランスのよい食生活を心がけてください。

なお、持病（乳房や子宮の疾患）のある方は、必ず医師にご相談くださいね。

適度な運動と十分な睡眠は、バランスのよいホルモン分泌の基盤になります。

運動によって全身の血行が促されると、頭皮の血のめぐりもよくなります。

髪の一本一本にまで栄養をいきわたらせるためにも、できることから運動をはじめてみましょう。

頻繁なパーマやヘアカラーは髪や頭皮に、想像以上にダメージを与えてしまうことがあります。

また紫外線も大敵ですが、帽子をかぶり続けることが、頭皮の負担となり、発毛を妨げることもあります。

また髪を結ぶときにも、同じ場所ばかり結ぶことは避けましょう。

（まとめ）50代女性の薄毛の原因はなに？改善する方法はある？