2017年12月11日
ヘアケア
女性にも多い!こめかみの薄毛の原因は?
多くは、眼精疲労や肩こり、ストレス等による血流の悪化です
若い方も含めて、女性に急増しているといわれているこめかみの薄毛。
その原因で多いのが、眼精疲労、肩こりによるこめかみ部分の血流の悪化です。
こめかみの血流を妨げる原因には、そのほかに、噛み合わせの悪さも考えられます。
また、ストレスによって、血流が悪くなり、こめかみ部分の毛が抜けて、薄毛となることもあります。
まれに甲状腺機能低下症や婦人科系の疾患によって、こめかみに薄毛の症状が出ることもあるといわれています。
こめかみの薄毛だけでなく、ほかにも症状があるときは、医師の診察を受けましょう。
なお、更年期に女性ホルモンの低下によって起こる女性男性型脱毛症(FAGA)も、薄毛の原因となりますが、これによってこめかみ部分に薄毛の症状が出ることは少ないと考えられています。
血流の悪化が、なぜ薄毛につながるのでしょうか。
それは、髪の細胞を育てるために必要な栄養素や酸素は、血液にのって運ばれるからです。
血液の流れが滞ると、必要な栄養素を運ぶことができないため、栄養不足の状態となって、髪が抜けてしまうことにつながるといわれています。
こめかみの薄毛は「現代病」
こめかみの薄毛は、スマートフォンやパソコンなどの普及により、目を酷使する環境となったことが大きく関係しています。
女性に多い更年期の薄毛が40代から50代を中心に起こるのに対して、こめかみの薄毛は、10代、20代など若い女性を中心に増えているという特徴があります。
こめかみの薄毛が「現代病」とよばれることがあるのは、このためです。
また若い女性を中心に人気のエクステも、頭皮の負担となります。
長期間、同じエクステをすることは避け、頭皮を休ませることを意識してみましょう。
こめかみの薄毛は、現代の生活環境が大きく関係しており、年齢に関係なく発症する薄毛の症状だといえるでしょう。
こめかみの薄毛は、決してひとごとではなく、誰にでも発症する可能性があるといえるのです。
こめかみの薄毛は「噛み合わせ」と深い関係
こめかみとは、側頭部の耳と目のあいだのにある、ものを噛んだときに動く部分のことをいいます。
もともと「米噛み」を語源とするといわれており、噛み合わせとも深い関係があるのです。
噛み合わせが正しく行われていれば、筋肉が動き、血行が促されて、頭皮に必要な栄養が運ばれます。
正しい噛み合わせによって、こめかみの部分の頭皮や毛髪の健康が保たれるのですが、噛み合わせが悪いと、必要な筋肉が動かずに、血行不良と栄養不足を招いてしまうというわけです。
噛み合わせに影響するのは、生まれつきの歯ならびの悪さだけではありません。
虫歯や歯周病などによって、歯のかたちや向きが変わってしまうと、噛み合わせが悪くなってしまいます。
噛み合わせが悪いことで、肩こりがひどくなり、血流が悪化して、薄毛をさらに悪化させるという悪循環になってしまうことも。
こめかみの薄毛の症状が出ている方で、噛み合わせに不安のある方は、歯科医院や整体などで相談されることをおすすめします。
こめかみの薄毛を改善するポイントは「血行対策」
こめかみの薄毛の多くは、血行不良によって引き起こされています。
生えぎわなどと比べると症状が出にくいといわれているこめかみの薄毛は、からだからのメッセージだと捉えることができるでしょう。
こめかみの薄毛の症状を改善するためにできる対処法をご紹介します。
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- スマートフォン、パソコンを使い過ぎない。
(使用後は蒸しタオルなどで眼精疲労を和らげる工夫を!)
- エクステにも休憩が大切。休みながら楽しんで。
- バランスのよい食生活、適度な運動、十分な睡眠を。
- 頭皮マッサージなどを積極的に取り入れてみましょう!
血行不良を招くような生活を見直し、血行を促す生活を心がけることで、こめかみの薄毛の多くは改善できると考えられています。
(まとめ)女性にも多い!こめかみの薄毛の原因は?
こめかみの薄毛は、眼精疲労や肩こり、ストレスなどによって、こめかみ部分の血流が悪くなったことが原因です。
栄養や酸素は血液によって運ばれるため、血流が悪くなることで、必要な栄養が届かなくなり、薄毛の原因となります。
こめかみの薄毛の原因である眼精疲労は、スマートフォンやパソコンの長時間利用など生活習慣が大きく影響しています。
一般的な薄毛と比べて、こめかみの薄毛は若い女性にも多いのが特徴で、「現代病」といわれることもあります。
こめかみの薄毛は、噛み合わせが原因であることもあります。
生まれつきの歯ならびだけでなく、虫歯や歯周病など身近な原因によって、噛み合わせが悪くなることも。
噛み合わせの悪化やそれを原因とするこめかみの薄毛は、誰にでも起こり得るのです。
こめかみの薄毛を予防、改善するためのポイントは「血行」です。
スマートフォンやパソコンの利用頻度を見直してみてください。
また血行を促すために、バランスのよい食生活や適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。