2017年12月25日
ヘアケア
冬の寒さは女性の薄毛を招く原因になるの?
冬の寒さと乾燥が、髪と頭皮のトラブルの原因です
髪は、頭皮が健康な状態でないと抜けやすくなります。
冬は気温が低いので、体全体の血行も悪くなりがちですが、髪や頭皮など体の末端にある部分では、さらに血流が滞りやすくなります。
そうなると毛母細胞に十分な栄養が行き届きにくくなり、ヘアサイクルの乱れから抜け毛が増え、薄毛を招いてしまうことがあるのです。
また冬は空気が乾燥するため、肌や唇ばかりでなく、頭皮も乾燥した状態になってしまいます。
頭皮が乾燥から硬くなってしまうと、これまで正常に働いていた頭皮のバリア機能が損なわれ、炎症やかゆみなどのトラブルが増え、さらに抜け毛を増やしてしまう原因になります。
冬の抜け毛を最小限に抑え、薄毛を予防するには、頭皮への刺激を極力減らし、血行を良くすることが大切です。
また、きちんと栄養を摂り、髪や頭皮に栄養を行き渡らせることが大切です。
具体的な対策には、例えば、皮脂を必要以上に落とさず、頭皮を刺激しないような洗髪方法を実践すること、血流改善のための入浴やストレッチ、頭皮マッサージを習慣にすること、あるいは、毛根を健やかにする栄養素を日々の食事にバランス良く取り入れることが挙げられます。
頭皮に優しい髪の洗い方をしましょう
シャンプーをつける前に、まずお湯だけで髪の汚れをしっかりと洗い落とします。
強い刺激を避けるために、お湯の温度はぬるめにしてください。
その後、手のひらにシャンプー液を取り、十分に泡立ててから、揉むように洗っていきましょう。
皮脂を必要以上に落とさないよう、ゴシゴシこすらないことが大切です。
爪を立てず指の腹で優しく洗いましょう。
シャンプー液が髪や頭皮に残らないよう、すすぎは洗いの2倍の時間を意識し、丁寧に行うのがポイントです。
また、髪を乾かす時は、頭皮全体をきちんと乾かしましょう。
ドライヤーの風を至近距離で頭皮に当てると、毛根にダメージを与える恐れがあります。
ドライヤーをかける時は、頭皮や髪から20㎝ほど離し、斜めから風を当てるようにして乾かしましょう。
血流UPで頭皮を元気に
血行が悪くなりがちな頭皮の血流を盛んにするため、面倒でも毎日ゆっくりと湯船に浸かり、体をあたためてあげましょう。
冷たい飲み物をなるべく避けて、あたたかい飲み物を摂るようにすることも大切です。
また、血行改善には、軽い運動もお勧めです。
1日5分ほどの簡単なストレッチでも体があたたまるのを感じるはずです。
すきま時間にストレッチタイムを取り入れましょう。
頭皮だけでなく肌にも透明感が出て、発毛・育毛効果、白髪予防効果まで期待できるのが頭皮マッサージです。
頭皮マッサージで、血流がUPすると、酸素や栄養がきちんと届くようになります。
1日に1~2回の頭皮マッサージをぜひ習慣にしてください。
指の腹を使い、優しく頭皮を押していくのがポイントです。
まず初めに5本の指を開き、指の腹で、左右の耳の延長線に沿って、頭頂部に向かい優しく指圧していきます。
これを2~3回行った後、今度は頭頂部から後頭部へ、少しずつ刺激を与えていきます。
この動作も2~3回行いましょう。
また頭頂部のツボ、百会(ひゃくえ)を指の腹で押すのも大変効果的です。
ぜひお試しください。
バランスの取れた食事で頭皮ケア
毛根の細胞を作ってくれる栄養素であるタンパク質、鉄分、亜鉛などを積極的に摂るようにしましょう。
食事をする時には、お米やパン、麺類などの炭水化物主体の食品より、脂身の少ないお肉や、豆腐やチーズなどタンパク質をしっかり摂るようにします。
のりやひじき、アサリなどの鉄分、牡蠣やレバーなどの亜鉛も意識して摂ってほしい栄養素です。
さらに鉄分の吸収を助けるビタミンCや、皮膚を健康に保つ働きのあるビタミンB、血流を良くするビタミンEを併せて摂ることをお勧めします。
(まとめ)冬の寒さは女性の薄毛を招く原因になるの?
気温の低下と空気の乾燥によって、血流が悪くなり、頭皮が乾燥します。
頭皮の乾燥で、正常に働いていた頭皮のバリア機能が損なわれ、炎症やかゆみ、抜け毛などのトラブルが引き起こされてしまうのです。
シャンプー前に予備洗いを行い、ぬるめのお湯で、指の腹を使って、優しく洗っていきます。
すすぎには十分な時間をかけ、シャンプー液をきれいに洗い落としましょう。
ドライヤーの風を当てる場合は、頭皮から20cmほど離し、頭皮全体をきちんと乾かすことが大切です。
血流UPには、毎日の入浴や、適度なストレッチ、頭皮マッサージなどが効果的です。
血流UPで、抜け毛が減るだけでなく、発毛・育毛、白髪予防などの効果も期待できます。
以下の栄養素を含む食品を毎日バランス良く摂りましょう。
肉の赤身、大豆食品、チーズなどの良質なタンパク質。
のり、アサリなどの鉄分。
牡蠣、レバーなどの亜鉛に加え、ビタミンC、B、E。