2017年12月27日
ヘアケア
女性の白髪と薄毛の原因、その共通項とは?
栄養不良や乱れた生活習慣が、女性の白髪と薄毛の根本原因
栄養不良や乱れた生活習慣などが、毛根にある毛母細胞の働きを鈍らせ、白髪や薄毛を招いてしまいます。
髪を染めたり、外側から栄養を与えたりする前に、毛根にダメージを与える生活をしていないか、一度、振り返ってみませんか。
髪は元々、白い状態で生え、周りの色素細胞メラノサイトが色をつけることで黒くなります。
このメラノサイトがうまく色素を作れなくなると、白髪が増えてしまうのです。
メラノサイトを活性化させるには、良質なタンパク質や、亜鉛、鉄分などを含んだ食品をバランス良く摂る必要があります。
また不規則な生活習慣が引き起こす自律神経やホルモンバランスの乱れが、ヘアサイクルを乱し、抜け毛を増やすことが分かっています。
もっと長く太く成長するはずだった髪が、まだ短く、細いうちに、次々と抜けてしまう状態に陥るのです。
ヘアサイクルを整えるには、バランスの良い食事と規則正しい生活が不可欠です。
白髪と薄毛の根本原因は同じであり、悩みの軽減には、生活習慣の見直しと毛根を健やかに保つ栄養素の補給が大切なのです。
毛母細胞を活性化させるケア。不足している栄養素を補う
髪を育む毛母細胞を元気にし、メラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを活発にするには、体の中に十分な栄養を取り込む必要があります。
ヘアサイクルを整え、抜け毛を減らすため、肉や魚、大豆製品や乳製品などの良質なタンパク質のほか、牡蠣やうなぎ、豚や鶏のレバーなどの亜鉛や鉄分、昆布やわかめなどのミネラルをバランス良く摂りましょう。
また、メラニンの元となるチロシンは、鯵(アジ)や卵、チーズや豆腐などに多く含まれ、メラニンの合成に欠かせないアミノ酸は、魚や肉のほか、レバーや大豆製品、ごまなどに多く含まれています。
白髪や薄毛が気になる方は、これらの食材を毎日の食事の中に積極的に取り入れることをお勧めします。
さらに女性ホルモンのエストロゲンには、毛母細胞の働きを活発にする性質があります。
エストロゲンとよく似た働きをもつ、イソフラボンを含む大豆製品を意識して摂るようにしましょう。
生活習慣の見直しを
過度の飲酒や喫煙習慣、睡眠不足や栄養の偏った食事など、日々の悪い生活習慣が、ホルモンバランスを崩し、自律神経の乱れを招きます。
このような生活は、肌だけでなく毛根にも深刻なダメージを与えるので、少しずつでも改善していきましょう。
栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂り、成長ホルモンが分泌される夜の10時から午前2時の間は、ぐっすり眠るようにすることが大切です。
栄養を十分摂れないような無理なダイエットは、もちろんNGです。
過度な飲酒は、アルコール分解のため髪に必要なアミノ酸などの栄養素を大量に消費してしまうので、要注意です。
また、喫煙による血管の収縮は血行を悪くして、毛根や髪に十分な栄養が行き渡らなくなる恐れがあります。
できればやめた方が良いでしょう。
頭皮の血行を改善する
ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を生活に取り入れ、血行の改善に努めましょう。
足や手の先、頭皮など体の末端は、どうしても血流が滞り、冷たくなりがちです。
頭皮が冷たく、硬い状態では、せっかく摂った栄養もきちんと毛根まで届きません。
体の冷えにお悩みの方は、なるべくあたたかい飲み物、食べ物を摂るように努め、適度な運動を習慣にしましょう。
また、頭皮を触ってみて、硬いと感じる方には、定期的なマッサージが有効です。
決して爪を立てず、指の腹を使って、優しく頭皮をマッサージしてあげましょう。
香りの良いオイルなどを使えば、一日の疲れが取れ、ストレス解消にもなるはずです。
(まとめ)女性の白髪と薄毛の原因、その共通項とは?
栄養不良と乱れた生活習慣が、毛根の毛母細胞の働きを鈍らせ、白髪や薄毛を招く根本原因となります。
髪と毛根に必要な栄養を補給し、生活習慣を整えることで、毛根が健やかに保たれ、ヘアサイクルが整います。
毛母細胞を健やかに保ち、メラノサイトの働きを活発にするには、栄養素の補給が必要です。
薄毛には、良質なタンパク質、亜鉛、鉄分、ミネラルが良いといわれています。
白髪には、魚や肉、レバーや大豆製品、ごま、鯵や卵、チーズや豆腐などの摂取が効果的です。
過度の飲酒、喫煙習慣、睡眠不足や栄養の偏った食事など、悪い生活習慣を改めることで、髪を育む毛根の状態が健やかになり、薄毛や白髪改善の効果が期待できます。
白髪や薄毛で悩んでいる方は、生活習慣を見直してみましょう。
頭皮の血行が改善すると、毛根に栄養がきちんと届くようになり、ヘアサイクルを整えることができます。
ストレッチやウォーキングなどの軽い運動や、頭皮マッサージを習慣にして、血流が増えるよう努めましょう。