2017年12月29日
ヘアケア
白髪染めは女性の薄毛の原因になるの?
頭皮が炎症を起こした場合には、抜け毛が増え、薄毛の原因に
白髪染めに含まれる強い酸化染料で、頭皮や髪がダメージを受けると、抜け毛が増えたり、髪が細くなったりして、髪全体のボリュームがなくなってしまう場合があります。
さらに白髪染めに含まれるジアミンなどにアレルギーのある方では、頭皮がかぶれたり、髪が抜けたりするだけでなく、顔が腫れ上がるほどの深刻な症状が起きることもあります。
もしも白髪染めで、肌や頭皮に異常を感じたら、すぐに使用を中止し、お近くの皮膚科を受診しましょう。
またドラッグストアなどで販売されているホームカラー剤の中には、短時間でしっかり染まるように強い成分が含まれているものがあります。
注意書きをよく読み、パッチテストを行うなどして、慎重に使用することをお勧めします。
白髪染めによるアレルギーが心配な方は、ジアミンなどの酸化染料が入っていないヘアカラー剤を使用するか、アレルギー反応が起こりにくいヘアマニキュアなどの使用を検討してみましょう。
白髪染めは髪にダメージを与えます
白髪染めには、永久染毛剤であるヘアカラー、半永久染毛剤のヘアマニキュアやカラートリートメント、一時毛髪着色料のヘアマスカラやヘアスプレーなどの3種類があります。
永久染毛剤は一度でしっかりと染まり、色持ちが良いのですが、髪に与えるダメージが大きく、一方、半永久染毛剤は髪に与えるダメージは比較的小さいものの、短期間で色落ちする傾向があります。
ヘアカラーは髪のキューティクルを開いて、色素を髪の内部に浸透させていくので、髪を染めた後も完全にはキューティクルが閉じず、そこから水分や栄養素が流れ出し、髪を傷めてしまうのです。
また、強い薬剤を使って髪を染めるため、枝毛や切れ毛が増える場合があります。
さらに近年では、ヘアカラーの中に含まれるパラフェニレンジアミンなどの酸化染料が、かぶれなどのトラブルを引き起こし、大きな問題になっています。
ホームカラーを使う場合は注意書きを守って
自宅で手軽に白髪染めができて便利なホームカラーですが、使用前には必ずパッチテストを行いましょう。
また、付属の注意書きをよく読み、薬剤の塗り方や放置時間などをきちんと守ることも大切です。
顔周りに薬剤が付着するのを防ぐため、薬剤を塗る前に、髪の生え際にオイルやクリームなどを塗って、きちんと肌を保護するのも大切なポイントです。
そして、髪を染めた後は薬剤をきれいに洗い流し、ヘアカラー用のトリートメントを使って傷んだキューティクルをケアしましょう。
髪や頭皮がデリケートな方は、ヘアカラーよりも、髪の表面に色をつけるヘアマニキュアや、カラートリートメントなどがお勧めです。
ただし、ドラッグストアなどでヘアマニキュアとして売られている商品の中には、酸化染料が含まれているものがたくさんあります。
利用する場合はよく確認しましょう。
髪のために大切なのは、見た目の美しさよりトラブルフリー
白髪染めで頭皮や肌にかゆみなどの異常を感じたら、そのヘアカラーの使用を中止しましょう。
女性の体は、年齢や環境、ホルモンバランスの変化にともない、少しずつ変わっていきます。
以前は何でもなかったヘアカラー剤が、頭皮や肌のトラブルの原因となったり、髪にダメージを与えたりする場合があります。
トラブルが起きたら、それは体からの注意信号だと受け止め、白髪染めの使い方について考え直してみましょう。
白髪染めの中には、色のバリエーションは少ないものの、酸化染料が含まれていないものや、植物原料で作られたヘナ、髪の表面だけを染めるヘアマニキュアなど、比較的アレルギーを起こしにくいものがあります。
見た目の美しさも大切ですが、髪や頭皮へのダメージも考えあわせながら、上手に白髪染めと付き合っていきましょう。
(まとめ)白髪染めは女性の薄毛の原因になるの?
白髪染めに含まれるジアミンなどが原因で、頭皮がかぶれたり、髪が抜けたりする場合があります。
また、強い白髪染めによるダメージで、枝毛や抜け毛が増えたり、髪が痩せたりするケースもあります。
ヘアカラーなど永久染毛剤は一度でしっかりと染まり、色持ちが良いのですが、髪に与えるダメージが大きいものです。
ヘアマニキュアやカラートリートメントなど半永久染毛剤は、髪に与えるダメージは小さいものの、短期間で色落ちしてしまいます。
ホームカラーは、事前に必ずパッチテストを行い、使用上の注意事項をきちんと守って使いましょう。
髪や頭皮がデリケートな方は、ヘアマニキュアや、カラートリートメントを使って白髪を染めるのがお勧めです。
髪や頭皮にトラブルが起きたら、白髪染めの使用をいったんストップして、トラブルの原因をつきとめましょう。
見た目の美しさも大切ですが、できるだけ髪と頭皮に優しい白髪染めを使うようにしましょう。