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2018年01月09日

ヘアケア

女性の薄毛はコーヒーが原因になることはありますか?

コーヒーと毛髪量は直接の関係はありません

Coffee love. Close up portrait of young woman holding some coffee beans in her hand


コーヒーに含まれるカフェインが髪を薄くする、という噂を聞いたことがあるかもしれません。

確かに、カフェインの刺激は、頭皮や毛髪だけでなく体全体に悪影響を与えることがあります。

カフェインは、美しい髪をキープする栄養の吸収を妨げ、また、睡眠不足を引き起こし成長ホルモンの分泌量を低下させる原因になることがあるといわれているのです。

といっても、コーヒー飲むことと髪が薄くなることに直接的な因果関係はないと考えられています。

睡眠不足や栄養不足の原因は、個人の生活習慣によって大きく異なるため、コーヒーだけが原因と特定することはできません。

また、カフェインが原因で髪が薄くなるほどの影響を及ぼすとしたら、カフェイン中毒になるほどの量のコーヒーを飲んでいることが疑われます。

もし、1時間で3~4杯のコーヒーを飲む習慣があるならば、注意が必要です。

個人差はありますが、1日に2~3杯程度のコーヒーならば体や毛髪に影響が出ることはないでしょう。

コーヒーは、香りによるリラックス効果もある飲み物です。

上手に取り入れて、ストレスを溜めない生活習慣を心掛けることを大切にしましょう。

カフェインのせいで睡眠不足が続くと薄毛につながります

コーヒーに含まれるカフェインには、強い覚醒作用があるといわれます。

日中に飲み過ぎたり、寝る前に飲んだ場合、目がさえてしまいなかなか寝付けない経験がある方も多いのではないでしょうか。

睡眠不足と薄毛の関係

人間の体は、脳と体をしっかりと休めるために質の高い睡眠が必要です。

睡眠中は、浅い眠りのノンレム睡眠と深い眠りのレム睡眠を90分ずつ繰り返しています。

なかでも、22時から深夜2時の間は、成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯といわれています。

成長ホルモンは、体の細胞を活性化させる働きがあり、髪や爪、肌などをつくり、体の代謝を高める作用があります。

睡眠が足りていないと、新しい髪を生成する毛母細胞の活動が低下してしまい、髪が細くなり、次第に抜け毛や薄毛が進行してしまうと考えられています。

食事中のコーヒーはNG


コーヒーに含まれるカフェインは、髪の生成を促す栄養素「亜鉛」の吸収を妨げるといわれています。

牛肉や貝類に多く含まれる亜鉛は、髪を生成するときに欠かせない栄養素です。

亜鉛は、毛髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」の生成を促す栄養素です。

ケラチンが不足すると髪が細くなり、艶やコシが失われてしまい美しい髪をキープすることが難しくなります。

また、頭皮の代謝も低下するため、髪の成長が遅くなるので新しい髪が生えにくくなり、抜け毛や薄毛につながることもあります。

食事中にコーヒーを飲んでしまうと、せっかく亜鉛を含むものを食べていても、体に吸収されず取り込みがうまく行われないことがあるので注意が必要です。

ただし、亜鉛の吸収を妨げる原因は、カフェインだけではありません。

ほかにも、アルコールの摂取量が多い、インスタント食品の食事が多いなど、食生活が乱れていることが亜鉛不足の大きな原因と考えられています。

コーヒーを飲むベストタイミングは、就寝前と食事中以外

コーヒーは、仕事や勉強中にホッと一息つくリラックスタイムに適したドリンクです。

気持ちをリフレッシュさせストレスを軽減させる効果もあります。

しかし、飲むタイミングや量を間違えると、毛髪や肌だけでなく体全体の健康を害することがあるので注意が必要です。

就寝前と食事中は、カフェインの摂取は控えましょう。

また、短時間で大量のコーヒーを飲むと、急性カフェイン中毒になることもあります。

すると、お腹がゆるくなったり胃腸が痛くなったりと体調に影響が出てしまいます。

急激な体のダメージは、ホルモンバランスが崩れ、生活習慣の乱れを引き起こすことから毛髪にも悪影響を及ぼすことが考えられます。

性別や年齢で差はありますが、ドリンクバーなどで1時間に3杯以上飲んでいるようなときは体調に変化がないか確認しながら量を調整することをおすすめします。

(まとめ)女性の薄毛はコーヒーが原因になることはありますか?

1. コーヒーと毛髪量は直接の関係はありません

カフェインは、美しい髪をキープする栄養の吸収を妨げ、また睡眠不足を引き起こし成長ホルモンの分泌量を低下させる原因になることがあるといわれます。

しかし、コーヒーと薄毛に直接的な因果関係はないと考えられています。

2. カフェインが原因で睡眠不足が続くと薄毛につながります

コーヒーに含まれるカフェインには、強い覚醒作用があり眠れなくなることがあります。

睡眠不足になると新しい髪を生成する毛母細胞の活動が低下してしまい、次第に抜け毛や薄毛が進行してしまうと考えられています。

3. 食事中のコーヒーはNG

コーヒーに含まれるカフェインは、髪の生成を促す栄養素「亜鉛」の吸収を妨げるといわれています。

亜鉛は、毛髪の主成分であるタンパク質「ケラチン」の生成を促す栄養素であるため、不足すると薄毛につながります。

4. コーヒーを飲むベストタイミングは、就寝前と食事中以外

コーヒーは、飲むタイミングや量を間違えると、毛髪だけでなく体全体の健康を害することがあるので注意が必要です。

就寝前と食事中はカフェインの摂取は控え、短時間でたくさん飲まないよう摂取量を調整しましょう。

サンプライズ

コラム編集部

美ルート公式コラム編集部による記事です。

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