2018年01月15日
ヘアケア
ストレスは女性の薄毛の原因になるの?
ストレスは薄毛の原因になります
ストレスは、薄毛の原因になるといわれています。
毛髪とストレスの関係を考えたとき、ストレスは大きく2つに大別されます。
1つが精神的なストレス、もう1つが毛髪そのものに与えるストレスです。
まず精神的なストレスは、薄毛の原因に直結する、ホルモンバランスの乱れ、血行不良を引き起こします。
さらに免疫機能のバランスが崩れると、自己免疫疾患である「円形脱毛症」を引き起こすことがあります。
次に毛髪そのものへのストレスと、薄毛の関係についてみてみましょう。
頻繁なヘアカラーやパーマ、エクステ、誤ったヘアケア、同じ髪型や帽子など、特定の箇所に同じ負荷がかかり続けることが、薄毛の原因となることがあります。
また、精神的なストレスが原因で、髪そのものにストレスやダメージを与えてしまうこともあります。
精神的なストレスから髪を抜いてしまう「抜毛症」という症状です。
原因となるストレスを取り除くことで、ストレスによる薄毛は改善できることが多いといわれています。
ストレスは、ホルモンや血管の役割に影響します
毛髪は、ホルモンの働きと切っても切れない深い関係にあります。
卵巣から分泌される女性ホルモン、エストロゲンには、毛髪の健康を維持する大切な働きがあります。
この女性ホルモンは、実は男性ホルモンをもとにして作られたものなのです。
バランスよく、スムーズに、男性ホルモンから女性ホルモンへの置き換え作業が行われるかどうかは、毛髪の健康に大きく影響します。
例えば、更年期(閉経前後の5年間)や出産後などにみられる薄毛は、ホルモンのバランスが崩れたことで起こる薄毛の代表的な例です。
ストレスはこの相互関係を崩す要因となるのです。
また血管は、ホルモンや栄養分を毛髪に届ける大切な役割をします。
イライラは、血管が収縮するサインです。
血管が収縮すると、せっかくのホルモンや栄養分を毛髪にスムーズに運ぶことができなくなってしまいます。
ストレスによって血管が収縮すると、頭皮や毛髪に栄養を十分に届けることができません。
ストレスは、薄毛の大敵なのです。
ストレスを感じたら、血行促進を意識する
「ストレス社会」といわれるように、私たちにとってストレスは身近なものですね。
仕事、家事、育児、人間関係など、ストレスとなりうることがらは、周りにあふれています。
ストレスそのものをまったく感じずに生きていくことは難しいかもしれません。
大切なのは、ストレスとの向き合い方です。
ストレスを感じることがあっても、溜めずにうまくつきあっていく方法をみつけてみてください。
趣味をもつなど、息抜きの方法をみつけられるとよいですね。
またストレスを感じているときこそ、血行を促す運動を意識してみてください。
ヨガやウォーキングなどの有酸素運動も効果的です。
また頭皮マッサージも血行促進に有効です。
なるべくストレスをためないこと、ストレスを感じたら、血行を促進するよう意識した生活をすることで、ストレスによる薄毛のリスクを減らせます。
頭皮や地肌にストレスを与えない生活をする
頭皮や地肌、毛髪などへの直接的なストレスについては、髪を美しく保ちたいと考えている人ほど注意が必要だといえるかもしれません。
パーマやヘアカラー、エクステは、髪のおしゃれを楽しみたいと考えている女性にとって、とても身近な存在ですね。
しかし、頭皮や地肌、毛髪の立場に立ってみると、受けるストレスは大きいといえるでしょう。
回数を減らす、間隔をあけるなど工夫してみましょう。
少しの工夫が薄毛のリスクを減らします。
また、シャンプーは1日1回で十分です。
洗いすぎは頭皮の乾燥の原因になります。
加えて、髪型や分け目に変化をつけることも大切です。
さらに頭皮や地肌にとっては、紫外線もストレスです。
帽子や日傘をうまく使ってみてください。
帽子は頭皮を押さえつけすぎないものを選ぶとよいでしょう。
(まとめ)ストレスは女性の薄毛の原因になるの?
ストレスには、精神的なストレスと、毛髪そのものへのストレス、その両方が融合したケース(抜毛症)があります。
精神的なストレスは、ホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こし、薄毛の原因になるといわれています。
ホルモンと血管は、健康な毛髪を維持するうえで不可欠な役割を果たします。
女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れると、薄毛のリスクが高まります。
またストレスによって血管が収縮することで、頭皮や毛髪への栄養が不足し、薄毛の原因になります。
ストレスは、できるだけ溜めない工夫をしましょう。
ストレスを感じたら、血行を促進する生活を意識してみましょう。
ウォーキングやヨガなどの有酸素運動、頭皮マッサージは、血行促進に有効です。
頭皮や地肌、毛髪にストレスやダメージを与える生活を見直してみましょう。
パーマやヘアカラーの回数や毎日のヘアケアも大切です。
髪型や分け目に変化をつけること、紫外線対策を行うことが薄毛のリスクを減らす結果につながります。