2018年01月17日
ヘアケア
ドライヤーを正しく使わないと女性の薄毛の原因になる?
正しく使用しないと、ドライヤーの熱風は薄毛の原因に
忙しい毎日だから、濡れた髪の毛は手早く乾かしたいですよね。
薄毛予防として、自然乾燥よりも髪を乾かすためにドライヤーを使用することは正しい選択。
しかしドライヤーを正しく使えず、熱風が長時間、頭皮にあたることが問題です。
髪は熱を感じないので気づきにくいのですが、ドライヤーの熱風は思った以上に高温です。
間違ったドライヤーの使い方で髪を乾かしていると、その熱風が頭皮を乾燥させ、薄毛の原因となる可能性があるのです。
ドライヤーで頭皮が乾燥すると、頭皮を覆う皮脂によるバリア機能が低下します。
外からの刺激をダイレクトに受けることになり、頭皮トラブルの元に。
頭皮環境の悪化が、抜け毛や薄毛の原因となってしまうのです。
また、頭皮の乾燥が血行不良をまねき、髪の成長の妨げとなってしまう可能性も。
ドライヤーを髪に近づけすぎていませんか?
滴るほどに濡れた髪からドライヤーをあてていませんか?
ドライヤーの風を下からあてていませんか?
髪と頭皮にやさしいドライヤーの正しい使い方を知って、薄毛予防を始めましょう。
ドライヤーの熱風は、髪や頭皮が傷む原因
ドライヤーの熱風は、髪や頭皮が傷む原因となります。
機種によってさまざまですが、一般的なドライヤーの熱風は100度を超えています。
100度もの熱風をあて続けるのは、髪や頭皮に大きな負担になります。
髪の表面は毛先に向かって重なるうろこ状のキューティクルというもので覆われています。
キューティクルは70度以上になると、うろこが開いた状態で固まってしまい、戻らなくなってしまいます。
キューティクルがはがれるとそこから内部のタンパク質や水分が流失し、切れ毛や枝毛の原因となります。
髪がそこまでダメージを受けているくらいドライヤーを使っていると、頭皮も当然乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると肌のバリア機能が失われ、かゆみやフケ、炎症を起こしてしまうことも。
このようなトラブルを頭皮が抱えていると、ヘアサイクルが乱れ、薄毛の原因となります。
また頭皮が乾燥すると、血流が悪くなり、髪の育成に必要な栄養が不足しがちになってしまいます。
健やかな髪をはぐくむためには、健康な頭皮であることが重要なのです。
自然乾燥はよくない
ドライヤーの熱がよくないというなら、自然乾燥すればよいのではと考えるかもしれませんが、それは違います。
濡れたままで放置して自然に乾燥するということは、水分が体の体温を奪って蒸発していくということ。
体というのはこの場合頭皮ですが、頭皮の体温が下がると血行が悪くなってしまいます。
血行不良になると、血液が運んでくれる髪の成長に必要な栄養分が、頭皮に届かなくなります。
つまり、頭皮の体温を下げることのないよう早く濡れた髪を乾かすということが重要なのです。
また生乾きの状態が長く続くと細菌が繁殖することも。
臭いの原因になるだけでなく、頭皮が炎症を起こして頭皮トラブルの元になってしまいます。
頭皮環境を健やかに保つために、ドライヤーを正しく使って髪を乾かすことが大切です。
正しいドライヤーの使い方があります
ドライヤーを使ってはいけないわけではありません。
正しいドライヤーの使い方をご説明しましょう。
- まずタオルドライ
- 髪から20 cm離す
- できるだけ低温で
- 髪の根元を乾かす
- 上から
- ドライヤーをゆらす
ドライヤーを長時間、髪や頭皮にあてると負担が大きくなります。
まずドライヤーを使う前に、タオルドライで水分をとってドライヤーを使う時間を少なく済むようにします。
このときタオルで髪や頭皮をゴシゴシ拭いてはいけません。
髪や頭皮を傷めますし、まだ抜けやすい生えたての髪が抜けてしまいます。
タオルに吸わせるイメージで、タオルで髪をはさみ軽くおさえてやさしく水分をとりましょう。
ドライヤーを髪から20 cm離して風をあてます。
20 cmは目測より遠いかもしれませんので、定規などで測ってみてください。
最近は、低温設定のドライヤーもありますので、できればそれを使用してください。
低温設定がない場合は、熱風と冷風を交互にあてて高温になるのを防ぎます。
だいたい乾いたら、最後は冷風で仕上げるとよいでしょう。
毛先を乾かすのではなく、髪をかき分け髪の根元や頭皮を乾かすイメージで。
特に後頭部の根元が一番乾きにくいので、そこから乾かすとよいでしょう。
下から風をあてるとキューティクルがはがれてしまいますので、上から下へ向かって風をあてます。
髪をゆらすと摩擦で髪を傷めてしまいますので、一か所にずっと風があたらないように、ドライヤーの方をゆらゆら動かしましょう。
(まとめ)ドライヤーを正しく使わないと女性の薄毛の原因になる?
ドライヤーで髪を乾かすのは正しい選択ですが、ドライヤーを正しく使えていないと頭皮が乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると皮脂によるバリア機能が失われ、頭皮環境が悪化する可能性があります。
頭皮環境の悪化が抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。
一般に販売されているドライヤーの熱風は、100度を超える高温です。
高温を長時間あてることで、髪のキューティクルが変性し髪が傷んでしまいます。
頭皮も乾燥することで頭皮環境が悪化して抜け毛や薄毛の原因となります。
ドライヤーの熱が髪や頭皮を傷めるからといって、自然乾燥がよいかというとそうではありません。
自然乾燥は、頭皮の血行不良をまねく恐れがあります。
また細菌を増殖させてしまう可能性があり、臭いや頭皮環境悪化の原因となります。
なるべく熱風をあてる時間を短縮しましょう。
ドライヤーを使用する前にタオルドライで水分を減らします。
ドライヤーは髪から20 cmほど離し、ドライヤーをゆらして熱を一か所にあてないように。
髪の根元や頭皮を乾かすようにドライヤーをあてると時間を短縮できます。