2018年02月01日
ヘアケア
ストレスで髪は抜けるの?
ストレスは髪が抜ける原因になります
ストレスと抜け毛には深い関係があるといわれています。
毛髪との関係を考えたとき、髪へのストレスは、大きく2つにわけて考えることができます。
1つが精神的なストレス、もう1つが髪そのものに与えるストレスです。
精神的なストレスは、ホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こし、抜け毛や薄毛の原因になります。
ストレスを感じると、血管が収縮して血行不良の状態になり、頭皮に十分な栄養を運べなくなってしまうからです。
栄養不足になると、十分に成長しきれずに髪が途中で抜け落ちてしまうため、抜け毛が増えてしまいます。
また髪そのものへ与えるストレスも重要です。
頻繁なヘアカラー、パーマ、エクステ、過ったヘアケア、同じ髪型を続けることなど、頭皮に負荷がかかると、抜け毛の原因になるといわれています。
ストレスによる抜け毛や薄毛は、年齢や性別に関係なく、誰にでも起こりうる可能性があるのです。
ストレスによる抜け毛は、原因であるストレスを取り除くことができれば、改善できることが多いと考えられています。
本来、髪の毛が抜けるのは「ヘアサイクル」の自然な現象です
私たちの毛髪は、一般的に4年から6年で生え変わるといわれています。
この周期はヘアサイクルとよばれ、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの周期にわかれています。
毛髪は長い期間をかけて成長したあと、髪の成長が止まる「退行期」をむかえ、「休止期」になると自然に髪が抜けることを繰り返すのです。
「成長期」が最も長く、「退行期」は2週間から3週間、「休止期」は数ヶ月程度が一般的です。
私たちの毛髪1本1本に、このヘアサイクルがあり、「休止期」をむかえると髪は自然に抜け落ちて、生え変わっていきます。
このような通常の抜け毛は「自然脱毛」とよばれます。
「自然脱毛」は、個人差はありますが、平均して1日100本程度だといわれています。
抜け毛の原因の違いは、抜け毛の色と量にあらわれます
では、通常の抜け毛とストレスによる抜け毛はどのように違うのでしょうか。
ストレスによる抜け毛であるかをみきわめるポイントは、抜け毛の色と、抜け毛の量です。
正常な場合、毛根は白色でぷっくりとした球状をしているといわれています。
それに対して、ストレスで抜けてしまった髪の毛根は、黒っぽいことが多いのです。
ストレスによって、色素細胞の働きがうまくいかなくなることで、毛根の色に差が出るためです。
また、抜け毛の量が急激に増えた場合にも注意が必要です。
なおストレスを感じてから抜け毛の症状が出るまではおよそ3ヶ月かかります。
抜け毛の色や量をチェックしたうえで、3ヶ月ほど前に思い当たるストレス要因がないか振り返ってみてください。
ストレス特有の抜け毛、「円形脱毛症」と「抜毛症」
ストレスが原因の急激な抜け毛は、「円形脱毛症」や「抜毛症」を引き起こすことがあります。
「円形脱毛症」は、円形や楕円形の状態に髪が抜け、地肌がみえてしまう症状のことです。
通常2~3センチ程度、10円玉くらいの範囲で症状が出ることが多いといわれています。
「円形脱毛症」は、遺伝的要素だけではなく、ストレスが原因で起こる「自己免疫疾患」の1つであると考えられています。
また、「抜毛症」は、精神的なストレスが原因で無意識に自ら髪を抜いてしまう症状です。
ストレスが原因の抜け毛や薄毛は、症状が局所的に、また急激に起こることが多いという特徴があります。
それに対し、更年期前後の女性に発生することの多い「びまん性脱毛症」は、全体的に、また徐々に、症状が出るのが一般的です。
(まとめ)ストレスで髪は抜けるの?
それは、精神的なストレスは、ホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こすからです。
また、髪そのものへ与えるストレスも、抜け毛の原因となります。
頻繁なヘアカラーやパーマ、エクステは控えましょう。
私たちの毛髪の1本1本には、「成長期」「退行期」「休止期」3つのヘアサイクルがあります。
「休止期」は数ヶ月あり、髪が抜ける時期をさすものです。
このような「自然脱毛」によって、1日平均100本程度の抜け毛があるといわれています。
ストレスによる抜け毛は、毛根の色と、抜ける量に違いがあります。
自然脱毛による抜け毛の場合、毛根は白く球状をしています。
それに対して、ストレスが原因の抜け毛は毛根が黒っぽいという特徴があります。
抜け毛の量も、急激に増えます。
ストレス特有の抜け毛の症状として、「円形脱毛症」と「抜毛症」があげられます。
「円形脱毛症」や「抜毛症」といったストレスが原因の抜け毛は、局所的に、また急激に症状が出やすいという特徴があります。