2018年02月15日
ヘアケア
なぜ夏には髪が抜けるといわれるのですか?
強い紫外線のダメージで髪が抜けることがあります
気温と湿度が上昇する日本の夏。
暑い季節ならば、頭皮や髪の毛は乾燥しないと思っている方が多いかもしれません。
実は、直射日光による強烈な紫外線のダメージで、頭皮は乾燥しやすくなっています。
すると、頭皮を乾燥から保護するために皮脂の分泌量が高まります。
皮脂が増えると毛穴がつまり、毛根の代謝が低下していくので、フケや臭いなど頭皮トラブルを引き起こします。
紫外線は、新しい髪を生成する毛母細胞にも悪影響を及ぼし、細胞の働きを低下させていきます。
その結果、髪にハリやコシがなくなって細くなっていき、薄毛や抜け毛につながることが考えられます。
また、汗が蒸れるため、かゆみから抜け毛になりやすいともいわれています。
ただし、クールダウンや汗を流すために1日に何回もシャンプーをするのは逆効果です。
シャンプー剤の刺激のせいで、髪や頭髪が傷つきやすくなってしまうからです。
夏は、日傘や帽子などを使い、紫外線対策をしっかり行い、汗をこまめにふき取ることを意識しましょう。
大量の汗は頭皮のあせもを引き起こします
汗をかきやすい体質の方は、頭皮が汗で蒸れてしまい、かゆみや臭いが気になることもあるでしょう。
長時間帽子をかぶって暑い屋外にいる時など、頭皮は大量の汗をかいて、帽子の中が蒸し暑い状態になっています。
汗をかいたままにしておくと、皮脂の分泌量が増加していきます。
すると、ベタベタした皮脂が毛穴を塞いでしまい、毛根の代謝を低下させます。
また、皮脂に汗やホコリが付着することで、細菌が発生してしまい、頭皮があせもなどの皮膚病にかかることも考えられます。
しかし、皮脂汚れを落とすために洗浄力の強いシャンプーを使ったり、1日に何度もシャンプーをしたりすると頭皮を傷めてしまいます。
汗をかいた後は、シャワーで汗を流し、ドライヤーでしっかりと乾かすことがおすすめです。
髪が濡れたままにしておくと、ダメージヘアでは髪のタンパク質が流れてしまい、更なるダメージにつながります。
頭皮と毛髪を清潔に保つことが、抜け毛や薄毛を防ぐポイントです。
- シャンプーを使い過ぎずしっかりと汗を流す
- 帽子の中が蒸れてきたら風を通す
- 髪は濡れたままにせず乾かす
暑さによる食欲低下が、抜け毛の理由
夏は暑さのせいで、食欲が低下する季節です。
また、薄着になるため夏前からダイエットに取り組むことがあるかもしれません。
食べやすいものに偏ったり食事量が少なかったりすると、栄養不足になり、心身のバランスが崩れやすくなります。
栄養不足になると、頭皮に十分な栄養が行きわたらなくなり、健全な毛髪をキープすることが難しくなるといわれています。
頭皮と髪のためには、タンパク質と亜鉛を多く含む食材を摂取することをおすすめします。
豆腐、白身魚、赤身肉、卵、などのタンパク質が毛髪に必要で、納豆、ナッツ類、海藻などの亜鉛が、発毛の代謝を高めるために必要です。
他にも、ビタミンEやミネラルを含む食材を積極的に摂取し、バランスの良い食生活を意識することが大切です。
栄養不足は、女性ホルモンのバランスの乱れにもつながります。
他にも、髪の成長に関わる女性ホルモン・エストロゲンの分泌を低下させていき更年期障害の症状を進めてしまうこともあります。
エストロゲンの減少は、深刻な薄毛や抜け毛につながりやすいので、症状が気になる場合は、婦人科の受診をおすすめします。
夏のレジャーはヘアケアも要注意!
夏は、屋外のイベントやプール、海水浴など、他の季節ではできないレジャーが楽しめます。
しかし、頭皮や髪の毛にとっては悪影響を与えることも多いのです。
特に、プールの塩素や海水浴の塩分は、頭皮へのダメージが強いので注意が必要です。
塩素は、髪に含まれる水分を奪うためパサパサした乾燥状態にしてしまい、皮脂を流してしまいます。
髪を保護するキューティクルも破壊されるので、長い時間プールで泳ぐ場合は水を通さないプールキャップを使うなどのケアをおすすめします。
また、海水浴の場合は、塩分により髪のタンパク質が流れてしまう上、日陰の少ない浜辺では紫外線のダメージも大きいものです。
髪が赤茶に変色するほど傷むこともあるので、海やプールに出かけた後は、しっかりと塩素や塩分を洗い流して保湿ケアを行いましょう。
- 屋外イベントは紫外線対策を
- プールの塩素は洗い流す
- 海水浴は、海水の塩分と浜辺の日差しに注意
(まとめ)なぜ夏には髪が抜けるといわれるのですか?
夏は、直射日光による紫外線のダメージで、頭皮は乾燥しやすくなっています。
すると頭皮を乾燥から保護するために、皮脂の分泌量が高まるため、毛穴がつまり、毛根の代謝が低下していくので、抜け毛などのトラブルを引き起こします。
汗をかいたままにしておくと、皮脂に汗やホコリが付着して細菌が発生してしまい、頭皮があせもなどの皮膚病にかかることも考えられます。
夏の汗対策
- シャンプーを使い過ぎずしっかりと汗を流す
- 帽子の中が蒸れてきたら風を通す
- 髪は濡れたままにせず乾かす
夏は、暑さのせいで食欲が低下する季節です。
栄養不足になると、頭皮に十分な栄養が行きわたらなくなり、健全な毛髪をキープすることが難しくなるといわれています。
特に、頭皮と髪のためには、タンパク質と亜鉛を多く含む食材を摂取することをおすすめします。
夏は、屋外のイベントや、プール、海水浴などのレジャーが楽しめますが、頭皮や髪の毛にとっては悪影響を与えることも多いものです。
夏のお出かけヘアケアのポイント
- 屋外イベントは紫外線対策を
- プールの塩素は洗い流す
- 海水浴は、海水の塩分と浜辺の日差しに注意