2018年02月17日
ヘアケア
ヘアアイロンを使うと髪が抜けるのはなぜですか?
ヘアアイロンの使用方法を間違うと髪は抜けやすくなります
毎日の髪のセットに、ヘアアイロンを使っている方はとても多いのです。
特に縮毛や癖が強い髪質の場合、手軽に理想の髪型を作れるヘアアイロンは、必需品といえるでしょう。
しかし、ヘアアイロンを使い続けていると、髪が切れてしまったり抜けてしまったりと、髪のトラブルを引き起こすこともありえます。
髪がダメージを受ける理由は、ヘアアイロンを正しく使っていないことが原因です。
ヘアアイロンは、高熱をあてて髪の毛の成分であるタンパク質の並び方を変形させ、髪を整えます。
ですが、高温のヘアアイロンをあて過ぎると、髪の表面のキューティクルが剥がれてしまい、髪の内部の栄養分や水分も抜けて、髪の毛の芯が空洞になってしまうことが考えられます。
するとその結果、髪は切れやすくなり、パサパサで艶のない見た目になってしまいます。
また、ヘアアイロンで髪をはさみ、強い力をかけて、何回も引っ張ってヘアセットをするのは髪にとっては危険なことでもあります。
弱っている髪の毛を頭皮から強い力で引っ張ることで、髪は抜けやすくなっていきます。
ヘアアイロンを選ぶときのポイントは、プレートと温度調節
髪型のセットに欠かせないヘアアイロン。
3000円程度の手頃なものから5万円程もする高額なタイプなものまで、機能も、さまざまです。
違いは、髪をはさむプレート部分の素材と、温度調節の可否によるところが大きいようです。
プレート部分は、チタン、セラミック、フッ素樹脂などいろいろな素材のものが販売されています。
髪の滑りや熱伝導率が良く、表面が滑らかで劣化しにくい素材か、といったことがプレートを選ぶポイントになります。
髪のセットには、160℃以上の熱で毛髪成分のタンパク質を変形させる必要があります。
そのため、60~200℃前後と温度調節ができるヘアアイロンを使って、目的別に使い分けるのが良いでしょう。
髪の癖を直し、直毛にするならば、約180℃の高温をキープして1~2回でしっかりセットするものなら、ダメージを軽減できます。
毛先だけ巻く場合は、約120℃の中温で、軽く巻いていくと良いでしょう。
このとき髪の毛を引っ張って巻き付けたりすると、抜け毛になるので注意が必要です。
スチームで髪の水分を保護する機能や、マイナスイオンで静電気を除去する機能がついているものもあります。
髪のダメージを軽減できる付帯機能の特徴もチェックしましょう。
濡れた髪はNG、髪に負担をかけない使い方を
ヘアアイロンで髪に熱をあてると、思い通りにヘアセットができるようになりますが、その分髪にダメージを与えることになります。
髪に負担をかけないために気をつけるポイントがあります。
- 濡れた髪に、ヘアアイロンをあてるのはNG
- 何度も同じ部分にヘアアイロンをあてるのはNG
- 髪を引っ張るようにしてヘアアイロンをあてるのはNG
髪が濡れていると、髪の表面を保護しているキューティクルが開いている状態になっています。
そのため、濡れた髪にヘアアイロンをあててしまうと、髪の毛に含まれている水分まで一気に蒸発してしまい髪のダメージにつながります。
濡れたままの髪に高温のヘアアイロンをあて、パチパチと音がする場合はすぐに使用を中止しましょう。
ドライヤーで髪全体をしっかりと乾かしてからヘアアイロンを使う習慣をつけることが大切です。
ダメージを軽減するヘアケアが大事です
ヘアアイロンは、見た目のヘアスタイルをキープするために欠かせないアイテムですが、毎日、使い続けると確実に髪を傷めます。
そのため、しっかりとヘアケアをして、髪を保護することが大切になります。
- ヘアアイロンをかける前に、しっかりと乾かし、ブラッシングをする
- トリートメントやヘアクリームをつけてヘアアイロンをかける
- ヘアアイロンを使わない、休息日を作る
髪が絡んだ状態でヘアアイロンをかけても、効果はありません。
しっかりとブラッシングして髪の方向を整えてから、ヘアセットするように意識しましょう。
また、髪に、直接、熱をあてるとダメージが強くなります。
洗い流さないトリートメントや、ヘアクリームなどで髪を保護してから、ヘアアイロンをあてるとダメージを軽減できるといわれています。
髪がパサパサしてきたり、抜け毛・切れ毛が気になったりする場合は、一時的にヘアアイロンの使用を中止し、トリートメントや育毛剤を使って髪に栄養を行き渡らせることも重要です。
(まとめ)ヘアアイロンを使うと髪が抜けるのはなぜですか?
ヘアアイロンを使い続けていると、髪の毛が切れてしまったり、抜けてしまったり、髪のトラブルを引き起こすことがあります。
髪表面のキューティクルが剥がれ、髪の毛内部の栄養分や水分が抜けて、髪の毛の芯が空洞になってしまうことがその理由です。
ヘアアイロンの機能の主な違いは、髪をはさむプレート部分の素材が滑らかなことと60~200℃前後の温度調節の可否でしょう。
スチーム機能など、髪のダメージを軽減するための付帯機能もチェックしましょう。
髪に負担をかけないために気をつけるポイントがあります。
髪にダメージを与えるNGポイント
- 濡れた髪に、ヘアアイロンをあてるのはNG
- 何度も同じ部分にヘアアイロンをあてるのはNG
- 髪を引っ張るようにしてヘアアイロンをあてるのはNG
ヘアアイオンで髪を傷めないためにはヘアケアが重要です。
髪を保護するヘアケア
- ヘアアイロンをかける前に、しっかりと乾かし、ブラッシングをする
- トリートメントやヘアクリームをつけてヘアアイロンをかける
- ヘアアイロンを使わない、休息日を作る