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2018年02月23日

ヘアケア

正常な抜け毛と異常があって抜ける髪、毛根に違いはあるの?

正常な抜け毛と、そうでない抜け毛は、毛根の状態に違い

ブラッシングやシャンプーのあとなど、あまりの抜け毛の量に不安になる方も意外と多いかもしれません。

ですがやみくもに不安になる必要はありません。

大切なのは正常な抜け毛であるか、何らかの異常による抜け毛なのかを見極めることです。

そして、その見極めの手助けとなるのが毛根です。

正常な抜け毛の毛根は、白くぷっくりとふくらんでいて、マッチ棒のような楕円形をしているといわれています。

それに対して、何らかの異常があって抜けてしまった髪の毛の毛根は、形や色に違いがでるといわれています。

形や色の違いとは、具体的には、毛根のふくらみが小さい、毛根に白い膜のようなものがついている、毛根の先端がとがっている、毛根の色が黒い、毛根自体がないなどです。

この毛根の状態は、栄養不足や血行不良、髪や頭皮のケアの良し悪し、髪にかかるストレス、皮脂の異常分泌など、髪の健康状態を知る目安になります。

毎日のブラッシングやシャンプーのあとの抜け毛を観察して、毛根の状態をセルフチェックしてみてください。

毛根には髪の毛の健康状態が表れます

一般的に、髪は4年から6年で生えかわるといわれています。

成長しきった髪は、休止期をむかえると自然に抜け落ちて生えかわっていきます。

この「自然脱毛」による抜け毛の毛根は、白く丸みをおびている正常な毛根です。

毛根とは、どの部分をさすのでしょうか。

毛根は、髪の毛のうち、地肌のなかに埋まっている部分のことをいいます。

それに対して、外から触れることのできる部分が毛幹です。

髪の毛は、この毛根部分と毛幹部分の2つからなりたっているのです。

さらに毛根には、毛乳頭と毛母細胞があります。

髪の成長は、毛乳頭が、毛細血管から栄養や酸素を吸収し、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すこと、その営みそのものだといってよいでしょう。

毛乳頭と毛母細胞を含んだ毛根の部分は、髪の今の状態を知るうえで不可欠なのです。

女性の抜け毛の本数は平均して1日に100本程度。

そのうち8割は正常の毛根であることが理想といわれています。

栄養不足や頭皮環境の悪化による毛根の具体的な特徴は4つ

では次に、異常脱毛の場合の毛根の状態を具体的にみてみましょう。

  1. 毛根のふくらみが小さく、形が悪い →栄養不足のサイン

    自然脱毛ではありますが、栄養状態がよくないことを表しています。

    以前より毛根のふくらみが小さくなったと感じたら、食生活を見直してみましょう。

  2. 毛根に白い膜のようなものが付着している →皮脂過多のサイン

    脂肪分を取り過ぎていないか、食生活を見直しましょう。

    洗浄力の強いシャンプーを使ってみてください。

    ただし、乾燥肌の場合は、保湿力が高めのものを選ぶとよいでしょう。

  3. ふくらみが太く短い →頭皮が乾燥しているサイン

    血行改善の頭皮マッサージをし、シャンプーの見直しを行いましょう。

    ひどくなるとフケやかゆみの原因になってしまいます。

  4. 毛根の先端がひげ状にのびている →成長途中で抜けてしまったサイン

    ヘアサイクルをまっとうせずに、何らかの理由で、髪が途中で抜けてしまった状態です。

    皮脂過多のほか、髪に負担のかかるヘアスタイルなど、頭皮環境の悪化、その他の炎症などが理由として考えられます。

ストレスやホルモンバランスの状態が関係して悪化した毛根の特徴は3つ

  1. 毛根が黒い →ストレス性の抜け毛のサイン

    ストレスによって血行不良の状態となることで色素細胞の働きが十分に行えなくなった場合に多い症状です。

    ストレスを軽減し、発散方法をみつけるなど向き合い方を工夫してみてください。

  2. 毛根の先が細く、とがっている →ストレスやホルモンバランスの乱れのサイン

    円形脱毛症の方に多い毛根のタイプだといわれています。

    円形脱毛症とは、円形の脱毛が突如として起こる症状です。

    円形脱毛症の場合、毛根がガタガタとした形になることもあります。

    放置せず、専門家に相談してみてください。

  3. 毛根がない 

    男性ホルモンが関係する男性型脱毛症(AGA)の方に多い症状です。

    早めに専門医の診察を受けましょう。

(まとめ)正常な抜け毛と異常があって抜ける髪、毛根に違いはあるの?

1. 正常な抜け毛と、そうでない抜け毛は、毛根の状態に違い

正常な抜け毛の毛根は白くぷっくりとした楕円形。

血行不良など何らかの異常によって抜けた毛の毛根は、色や形に違いがあります。

抜け毛をセルフチェックすることで、髪の毛の健康状態を知る目安になります。

2. 毛根には髪の毛の健康状態が表れます

毛根は、地肌に埋まっている部分のことで、毛乳頭(栄養や酸素の吸収をする役目)と毛母細胞(細胞分裂を繰り返す役割)からできています。

髪の成長の営みそのものともいえる毛根には、髪の毛の健康状態が表れるのです。

3. 栄養不足や頭皮環境の悪化による毛根の具体的な特徴は4つ
  1. 毛根のふくらみが小さい →栄養不足
  2. 毛根に白い膜 →皮脂過多
  3. 毛根が太く短い →頭皮の乾燥
  4. 毛根の先端がひげ状 →成長途中での抜け毛
  5. であることが多いといわれています。

参考にしてみてください。

4. ストレスやホルモンバランスの状態が関係して悪化した毛根の特徴は3つ
  • 毛根が黒い →ストレス性の場合に多い
  • 毛根が細くとがっている →円形脱毛症に多い
  • 毛根がない →男性型脱毛症(AGA)に多い
  • といわれています。

    専門医の診察を受けるなど早めの対処が肝心です。

    サンプライズ

    コラム編集部

    美ルート公式コラム編集部による記事です。

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