2018年02月13日
ヘアケア
ドライヤーが原因で髪が抜けることはありますか?
正しく使用しないとドライヤーの熱は抜け毛の原因となります
ドライヤーは髪の毛を乾かすための必需品です。
ですが、ドライヤーの使い方次第では頭皮や髪を乾燥させてしまうこともあります。
髪の毛では熱を感じないので、ついつい過度にドライヤーをあててしまいがちですが、ドライヤーの熱風は100度を超えてしまうものもあります。
髪の毛にあてている熱風は当然、頭皮にもあたっているので、頭皮も乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると、さまざまな頭皮のトラブルが発生します。
頭皮のかゆみやフケ、炎症は、乾燥が原因で起こります。
頭皮にトラブルが起こると、髪の毛が生え変わる周期であるヘアサイクルが乱れてしまいます。
本来、成長するはずだった髪の毛が、成長途中で抜けてしまう、新しい髪の毛が生えてこないなど抜け毛や薄毛の原因となるのです。
ドライヤーを使用すると抜け毛の原因になるからといって、ドライヤーを使わずに自然乾燥させるのもよくありません。
ドライヤーによる頭皮の乾燥は、ドライヤーを正しく使うことで防ぐことができます。
抜け毛や薄毛を予防し、美しい髪を保つためにドライヤーの正しい使用方法を覚えましょう。
髪を自然乾燥させるのはよくありません
ドライヤーを使うと頭皮が乾燥するなら、自然に乾くのを待てばいいのでは?
そう考えるかもしれません。
しかし、髪の毛を自然乾燥するのもよくないのです。
なぜ自然乾燥はよくないのでしょうか。
髪の毛を自然乾燥するために放っておくと、長い時間、髪は濡れたままになります。
髪が濡れていると、髪の毛を覆ううろこ状表皮であるキューティクルが開いた状態になっています。
そこから髪の毛内部の水分が蒸発して、髪の毛が傷んでしまいます。
また、頭皮が冷えて、血行不良の原因にもなります。
頭皮の血流が悪くなると、毛根に栄養が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因になります。
さらに、生乾きのままですと、髪に雑菌が増殖することによってかゆみや臭いの原因にもなりますので、自然乾燥は避けましょう。
ドライヤーを使う時間を短縮しましょう
すばやく乾かせば、ドライヤーの熱が頭皮を乾燥させるのを防ぐことができます。
逆にビシャビシャに濡れたままの髪をドライヤーで乾かそうとすると時間がかかります。
髪の毛を乾かす前に、しっかりとタオルドライして、髪の毛の水分を取ります。
タオルドライは髪の毛をタオルではさんで軽くおさえるようにして水分を吸い取りましょう。
髪の毛や頭皮をタオルでゴシゴシと強くこすってしまうと、髪の毛が傷んでしまいますし、新しく生えてきたまだ弱い髪が抜けてしまうこともあります。
そしてドライヤーで乾かすときは一番乾くのが遅い、後頭部から、乾かしていきましょう。
髪をかき分けてめくるようにして、髪の根元にドライヤーをあてるようにして乾かします。
髪の根元は乾くのが遅いので、根元を乾かすようにすると、残りの熱風で毛先のほうはある程度乾いてしまいます。
ドライヤーの使い方を見直しましょう
ドライヤーを正しく使うことで、髪や頭皮への負担を軽くすることができます。
ポイントは、「離す・ゆらす・低温で」の3つです。
まずドライヤーは、髪から20 cmは離しましょう。
離していると思っていても20 cmは意外と遠いです。
実際に鏡に映してみたり、定規で測ってみたりして、20 cmは離してください。
髪のキューティクルに沿って上から、または、垂直にあてるようにしましょう。
上から風をあてることによって、キューティクルが開いて痛むのを防ぐことができます。
また、頭皮に熱風が直接あたりにくくなります。
同じ個所にずっと熱風をあてると早く乾きますが、その部分だけかなりの高温になっています。
温度が上がりすぎないように、ドライヤーをゆらします。
髪のほうをゆらすと、摩擦によって髪の毛が傷んでしまいますので、ドライヤーをゆらしましょう。
多くのドライヤーにはCOOLという低温モードがありますので、ある程度乾いたら、最後は低温で仕上げましょう。
髪の毛の主成分であるタンパク質は、熱に弱いのです。
最近は、頭皮や髪にやさしい中温モードがあるドライヤーも発売されていますので、それを使うのもよいでしょう。
(まとめ)ドライヤーが原因で髪が抜けることはありますか?
ドライヤーの熱風は、頭皮を乾燥させてしまいます。
頭皮は乾燥によりさまざまなトラブルを起こし、抜け毛の原因になります。
頭皮の乾燥を防ぐために、ドライヤーの正しい使い方をもう一度確認しましょう。
頭皮の乾燥が抜け毛の原因になるのであれば、ドライヤーを使わなければいいと考えるかもしれません。
しかし髪を自然乾燥させると、かゆみや臭いが発生するなど、頭皮の環境が悪化することもありますのでおすすめできません。
ドライヤーの熱風を髪や頭皮にあてる時間が短ければ短いほど、負担は少なくて済みます。
しっかりタオルドライをしてからドライヤーを使いましょう。
髪の根元や後頭部など、乾きにくいところから乾かしていくのがコツです。
ドライヤーを正しく使うことで髪や頭皮への負担が軽くなり、頭皮の乾燥による抜け毛や薄毛を防ぐことができます。
ドライヤーは髪から20 cm以上離して、高温になりすぎないよう、ゆらしながら使用し、できるだけ低温モードで乾かしましょう。