2017年05月26日
ヘアケア
女性の後頭部の髪が薄い状態になることもある?
女性の後頭部にも薄毛トラブルがありえます
女性でも後頭部の髪が薄い状態になってしまうトラブルが発生することは十分あり得ます。
後頭部の薄毛というと男性の悩みのように思っている人も多いかもしれませんが、実は女性も無縁ではないのです。
女性の髪が薄くなりやすいのは、一般的には40代以降といわれています。
しかし、後頭部の薄毛は10代や20代の女性でも多発していることに特徴があります。
それには女性の後頭部の薄毛が発生するメカニズムが関係しているそうです。
仕組みを正しく理解して、できるだけ早く適切な対処をするようにしましょう。
女性の後頭部の薄毛にはいくつかの原因があります
女性の後頭部の毛髪が薄くなるのには、いくつか原因があります。
生理不順など、女性ホルモンが乱れていると、女性の後頭部の毛髪は強い影響を受けます。
女性ホルモンの乱れによって生じる薄毛は後頭部はもちろん、おでこの生え際、頭頂部などさまざまな場所にあらわれ、複数箇所の地肌が見えてしまうようなこともあります。
若い女性ほどヘアケアにはつい力が入りがちです。
セットする際に髪をヘアアイロンで強く引っ張る人も少なくありません。
その結果、毛根が非常なストレスにさらされ、毛が抜けてしまうばかりか、新しい毛が生えにくいという状況を作ってしまうのです。
10代、20代というのは皮脂の分泌がまだ盛んな時期です。
過剰分泌された皮脂をエネルギー源とする常在菌マラセチアも増殖しやすく、その結果、脂漏性皮膚炎も起こしやすくなっています。
脂漏性皮膚炎はヘアサイクルを乱し、髪の健康な生え変わりを阻害するのです。
その結果、後頭部が薄毛になってしまうので注意しましょう。
女性の後頭部の薄毛を解決するために必要なことを押さえましょう
女性の後頭部の薄毛を解決するにはいくつかの方法があります。
いずれも、日常生活の見直しが大きなポイントです。
10代、20代というとダイエットにも関心が強い世代でもあるでしょう。
しかし、過度なダイエットにより栄養が不足しても後頭部が薄毛になってしまうことがあります。
特に髪を作る主成分であるタンパク質が不足しないようにしましょう。
栄養バランスのよい食事を、できるだけ決まった時間に摂るようにしてください。
女性ホルモンの一種であるプロゲステロンを含む経口避妊薬を一定期間服用して使用を中止すると、ホルモンが乱れてしまうことがあります。
ホルモンバランスが崩れることで一時的に発毛しづらくなることもあるので、留意しなければいけません。
煙草を吸うとヘモグロビンと結合した一酸化炭素によって毛細血管が傷つけられてしまうことがあります。
傷を負った毛細血管はどんどん硬くなり、血行不良を引き起こしてしまうのです。
頭部の血行が悪くなると、毛髪を作る毛母細胞に栄養が届かなくなり、新しい毛が生えにくくなってしまいます。
喫煙をひかえ、後頭部の薄毛を改善するようにしましょう。
後頭部の薄毛対策をする時にはいくつか注意が必要です
後頭部の薄毛対策をする際には、睡眠について気をつけなければいけない点もあります。
どんなに後頭部の薄毛によいとされる方法を試しても効果があらわれない時などには、特にこの注意事項を守るようにしましょう。
まず、枕に後頭部をあてて同じ姿勢のまま眠るのはおすすめできません。
後頭部が圧迫され続けることによって血行不良を起こし、薄毛を促進してしまうからです。
できれば時々左右の向きを変えながら横向きで寝るようにしましょう。
そうとはいっても、寝ている間の姿勢を自覚するのは至難の業です。
たとえば、右向きに寝る時は右手を足に、左手を頭部に添え、左足を前に出し、体全体でバランスをとるようにしてみてください。
枕はなるべく低めのものを使用した方が、寝ている間の姿勢を変えやすいともいわれています。
いずれにせよ「姿勢を変えなければ」と、緊張してしまってはかえって逆効果です。
毛髪は寝ている間に作られるので、十分な睡眠が何よりも大事だからです。
無理のない範囲でバランスよく左右に横向きになりながら、しっかりと良質の睡眠をとるように心がけましょう。
(まとめ)女性の後頭部の髪が薄い状態になることもある?
女性でも後頭部に薄毛の問題が発生することはあります。
一般的な女性の薄毛と違い、10代や20代などの若年層でも頻出するのには、後頭部の薄毛の原因に関係があります。
女性の後頭部における薄毛の要因は女性ホルモンの乱れ、牽引性薄毛、脂漏性皮膚炎などがあります。
いずれも10代、20代女性が引き起こしやすいものといえるでしょう。
若年層の女性によく見られる後頭部の薄毛を改善するには、まずは行き過ぎたダイエットをしないようにすることも大事です。
経口避妊薬や煙草も控えて、ホルモンバランスを整えて毛母細胞に栄養が行き渡りやすいようにしましょう。
後頭部の薄毛対策をする際には、睡眠時の姿勢にも注意しなければいけません。
仰向けで同じ姿勢で寝るのではなく、左右の向きを変えながら横向きでも休むようにしてください。