2015年10月23日
ヘアケア
女性の薄毛/抜け毛を招くシャンプー成分
秋も深まり、随分涼しくなりましたね。
秋は、夏の紫外線ダメージによって抜け毛が増える季節。私のお店でも、お問い合わせや、ご注文をたくさん頂いています。
先ほども、深刻にお悩みの方からお電話を頂きました。
毎日毎日、お風呂へ入る前に排水溝をきれいにして、シャンプー後、排水溝にたまる抜け毛の量をチェックしていらっしゃるそうです。
ここのところ、その量がとっても増えてきて不安とのことで、色々とお話を伺う中で、シャンプーはどういうものを使えばいいのか?
というご質問を頂きましたので、今回はシャンプーについてお話したいと思います。
以前、「シャンプーをやめると、髪が増える」という本に出会い、あまりの衝撃に記事を書いたことがあります。
その内容は、シャンプーには界面活性剤という洗浄成分が入っている。
合成の界面活性剤の中には、洗浄力がとても強いものがあり、その洗浄力ゆえに、頭皮までもが健康を損なわれ、挙句には薄毛を招くことがある。という恐怖の内容です。
詳細はこちらの記事をご覧ください。『え!?シャンプーをやめると、髪が増える!?』
恥ずかしながら、サプリメントアドバイザーである私は、体の内側からのケアを専門としているため、シャンプーについてはそこまで深く考えていませんでした。
しかし、シャンプーに関するお問い合わせのあまりの多さに、この本を手に取ったのです。
内容にかなりの衝撃を受けた私。「これはまずいぞ」、と。
・・・でも、基本的に何か選ぶときには、体に優しそうなものを優先してるから大丈夫だろう・・・と思いながら、自宅へ帰るやいなや、シャンプーの裏面をチェック!
なんと、まさに「NG」と言われている成分がバッチリ入っていたのです!!!
・・・私が浅はかでした。
「ノンシリコーンなら良さそう」ですとか、「オーガニックって書いてあるから良さそう」、はたまたCMに出ているタレントさんのイメージでシャンプーを選んでいるあなた。要注意です。
タレントさんが、そのシャンプーを使うことによって薄毛が改善されたようなCM、心当たりありませんか?実際には、「シャンプーの使用と、頭皮治療を併用した結果です」といった断り書きがあったりします。『頭皮治療を併用』って・・・。
ちなみに、シリコーン(シリコンとも言われる)というのは、剥がれたキューティクルの代わりに髪をコーティングし、さらさらのツヤを演出するものです。
シリコーンは、髪だけがコーティングされるのではなく、洗髪時に頭皮までコーティングされてしまうのが問題です。簡単に言い表せば、頭皮が余計なものでコーティングされた状態になるんですね。それは直感的によくないのがお分かりかと思います。
そこで、シリコーン成分の入っていない「ノンシリコーン」の方が、頭皮の健康には良い、というわけです。
しかし、例えノンシリコーンではあっても、洗浄成分もチェックする必要があります。
じゃぁ、どんな成分がダメなの?となりますよね。ここでズバリご紹介したいと思います!
石油原料で製造された強い洗浄力を持つもので、頭皮だけでなく、身体にもよくないと言われている成分。これらは、安価で洗浄力が高いため、多くのシャンプーへ配合されています。残念ながら、大手メーカーさんのシャンプーにも・・・。
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸アンモニウム
・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
・スルホン酸ナトリウム
(ナトリウムは、Naとされていることもあります)
これらの成分で髪を洗うということは、食器用洗剤や、洗濯用洗剤で、毎日髪や頭皮を洗っているようなものです。
抜け毛や薄毛に悩んでいるのであれば、まず、回避しましょう。
また、参考としてお伝えすべきことが1つ。
商品の裏面に記載してある成分名、沢山羅列されていますが、この順番についてはご存知ですか?
これらは、配合量の順番です。上に書いてあればあるほど、たくさん配合されていることになりますので、確認してみてくださいね。
上の写真に、この一番上の成分が思いっきり入っていることにお気づきでしょう。ふふ、笑ってください。
ちなみに、その衝撃の本がオススメしていた洗髪方法は、シャンプーを使わない、「ぬるま湯洗い」。
えぇ!?ぬるま湯だけ!!!と思いませんか?これについては、こちらの記事で詳しくお話していますので、是非こちらもご覧ください。『え!?シャンプーをやめると、髪が増える?』
さすがにそれはすぐ実行できませんでしたが、シャンプーだけはすぐに変更しました。
変更して3ヵ月。少し慣れてきましたので、最近は、誰にも会う予定のない日の前日などに、密かに「ぬるま湯洗い」にチャレンジ中です。
いつの日か「ぬるま湯洗いマスター」になれたら、またご報告します。