2016年03月02日
ヘアケア
ウィッグや帽子を手放せない。
3月になり、本格的な春の到来がいよいよ楽しみになってきましたね。
今年のお花見は、何か予定していますか?ゴールデンウィークは?夏休みは?
想像するだけでワクワクしますが、色んなイベントをもっと楽しむためにも、「見た目のコンプレックス」は早く克服したいですよね。
わたしは、誤解を恐れずに言うと、女性の薄毛は、男性のそれよりも深刻だと思っています。
男性は、今流行のお笑い芸人「トレンディエンジェル」の斎藤さんのように、開き直ってネタにする!という最終策があると思うからです。
(彼も、デビュー当初は帽子をかぶったりして隠していたようですが、今ではあの頭が営業道具ですからね)
それに対して女性で、薄くなってしまった頭をネタにするような人がいるでしょうか。
少なくとも今の日本では、そんな人いないと思うのです。
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ウィッグという選択肢
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薄くなってしまった頭髪に対して、もっとも瞬間的に効力を発揮するのは、ウィッグだと思います。
昔は、ウィッグ=かつら、といえば、男性のもの、というイメージがありましたが、ここ数年で女性用ウィッグをよく目にするようになりました。
根本的に、自分の髪のボリュームを回復させることはできませんが、一時的なカバー力は抜群でしょう。
でも、気になるのは、それがウィッグだとバレないか。
最近は、自分の髪質や髪色に合わせてカスタマイズできるものもあるそうですが・・・。
私のお店へ寄せていただくお問い合わせでも、「今、部分ウィッグを使っているんだけど、バレていないか不安だし、これ以上進行する前になんとかしたい」という方や、「外出するときは帽子が手放せなくて、帽子をとらなきゃいけないとき、困るんです」という方、いらっしゃいます。
ウィッグはやっぱり、生え際や襟足、微妙な質感の違い、微妙な色味の違いでバレているのではないか、と、目の前の人の目線が気になってしまうとか。
そうですよね、たとえ本当に相手が気づいていないとしても、本人としては、「気づいてても、黙っていてくれてるだけかもしれない・・・」と不安になってしまうものでしょう。
そうであれば、できることは、より良いウィッグを求め続けるか、自分自身の髪を回復させるか、どちらかですよね。
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薄毛を隠そう、隠そうとする前に
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限られた予算を、より良いウィッグ、もしくは自分自身の髪、どちらに投資するか悩む前に。
あなたの体の問題は、「自分の髪の見た目」だけなのか、考えたことはあるでしょうか。
「とにかく今は、髪をなんとかしたいの!!!」というお気持ちはお察ししますが、少しだけお付き合いください。
頭髪というのは、生物学的に言うと、人間の頭部という重要な部位を守るために、生えているものです。
何となく生えている飾りではありません。必要だから、人類みな生えているのです。
それが薄くなってきているということは、生命維持機能が弱り始めていると行っても過言ではありません。
髪だけではなく、お肌や爪はもちろん、内臓や血管、骨はどうでしょうか?
普段気にならなかったり、目に見えない部分も弱ってきているかもしれません。
せっかく大金をはたいて素晴らしいウィッグを手に入れたとしても、お肌がたるみ、内臓脂肪も増え、骨もスカスカ・・・という状況では、5年後にまた別の問題が起きるでしょう。
そして5年後には、あなたの状況に合わせて、ウィッグも新しく作り直す必要があるでしょう。
そうであれば、一時的にウィッグで隠す、のではなく、「自分の髪の見た目」はもちろん、体の全てをケアできる対策を始めませんか?
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髪だけでなく、体の全てをケアするという考え方
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全てをケアできる?そんなものがあるのなら、飛びついているわ!というお声が聞こえてきそうですね。
あるんです。
それは、「体の内側から」ケアするということ。
ズバリ、『食べ物を変えること』、です。
食べ物と聞いて、な~んだ、と思うかもしれませんが、食べ物を侮ってはいけません。
あなたの体は、髪も肌も内臓も骨も、全て、「食べたものからできています」。
反対に言うと、「食べたものからしか、作られていない」のです。
つまり、今の弱った頭髪を作り出したのは、過去何年かのあなたの食事だということ。
髪の毛は、それだけ独立して生えているように見えますが、髪も爪も肌も内臓も同じで、全て体の一部。
体の細胞が分裂してできたものなんです。
今日からの食事が、未来のあなたの体、全てを作ります。
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女の人生は長いから
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部分的にウィッグを使いながらでも体の内側からのケアを続け、ついに「ウィッグを手放せるようになった!」というお声を頂いたことがあります。
お電話口の声や雰囲気からすると、40代くらいの方かな、と思いました。
日本人女性の平均寿命は86.3才。
わたしもいよいよおばさんね、なんて思ったとしても、まだまだ先は長いんです!
人の人生を1日24時間に例えると、例えば45歳はお昼の12時ちょっと過ぎくらい。なんとまだ半分なんですね。
たった1つのその体で、人生最後まで過ごすのですから・・・。
自分の体への投資は決して無駄になりません。
こんなこと大きな声では言えませんが、第2の人生でまた恋に落ちるかもしれませんし・・・(笑)。
諦めずに体の内側からのケアを始めてみましょう。