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2016年03月03日

ヘアケア

女性の薄毛/8つの原因をチェック!

女性の薄毛、8つの原因をチェック!

つい先ほど、こんなお電話をいただきました。

「若い頃は毛量が多い方だったのに、気づいたら毛が細くなっていて、すぐに切れてしまったりするんです。これって、どうにかなりますか?」
急激な髪質の変化や、止まらない抜け毛を実感すると、とっても不安になりますよね。

そこで今日は、抜け毛の原因を考えてみましょう。
全部で8つ、あなたはいくつ当てはまりますか?

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1.食生活
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食生活というと、「はぁ、それは分かってるってば・・・」もしくは「えっ、髪と食事が関係あるの?」と思うでしょうか?
食生活は関係大アリです。

栄養学の権威である、ロジャー・ウィリアムズ博士の言葉に、こんなものがあります。
「私たちの体の中には、私たちが食べたもの以外のものから作られるものは何ひとつ存在しません。」

・・・なんだか遠回しな表現で分かりづらいのですが、つまり「私たちの体は、食べたものからしか作られない」ということです。
これは、「髪の毛」も同じ。今のあなたの細い髪の毛は、過去にあなたが食べてきたものから作られています。

艶のある丈夫な髪の毛を育むためには、それの原料になる栄養を摂る必要があります。
栄養摂取の基本は、バランスよく摂ることですが、特に以下の栄養素が不足することのないように気をつけましょう。

◆1 たんぱく質
髪はたんぱく質でできているので、必須アミノ酸をバランスよく含んだたんぱく質をとること。

◆2 ミネラル類
亜鉛:髪の原料となるたんぱく質の代謝に不可欠。
鉄:髪質を守る。
銅:メラニン色素の合成に欠かせない。

◆3 抗酸化成分
体内の活性酸素を減らし、薄毛予防に。
抗酸化ビタミン:β一カロテン、ビタミンC、ビタミンE
リコピン(トマトに含まれる)
カテキン(緑茶)
イソフラボン(大豆)など。

◆4 ビタミン類
ビタミンB1:たんばく質の代謝に関係。
ビタミンB6:たんばく質の代謝に関係。
ビタミンB2:髪の再生をサポート。
ビオチン(ビタミンH):不足すると血流に悪影響。

食事についてご興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

『毎日の食事で抜け毛を防ぐ方法(1)』

『毎日の食事で抜け毛を防ぐ方法(2)最強の育毛食』

 

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2.生活習慣
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食生活の次に、生活習慣とくると、「ダイエットか!」と思うかもしれませんが、許してください。
タバコ、睡眠不足はいけません。

タバコが髪の毛に悪いと言われている原因の一つがニコチンです。
ニコチンには血管を収縮させる働きがあるため、タバコを吸うことで頭皮にある毛細血管が細くなってしまいます。
大切な栄養素が頭皮に届かなくなり、抜け毛や薄毛を引き起こします。

また、髪の毛を育てるホルモンが多く分泌されるのは、寝ている間。特に、22時~深夜2時がゴールデンタイムと言われています。
お肌のゴールデンタイムと同じですね!この時間にちゃんと寝るようにしましょう。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

『タバコは迷わず捨てなさい!』

『本気で22時就寝。』

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3.過度のダイエット
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過度な食事制限によるダイエットをしていると、栄養不足が抜け毛の原因になります。
食事から摂った栄養素は、体の重要な部分へ優先的に運ばれるため、髪の毛は後回し。十分な栄養を摂れていないと、髪の毛の取り分は少なくなってしまうのです。
また、過度なダイエットによってストレスをためることや、ホルモンバランスの乱れを引き起こすことも、抜け毛の原因になります。

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4.ストレス
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ストレスは髪の毛の大敵です。
とくに、仕事・育児・両親の世話などの負担が重なりあうことの多い「40代女性」はご注意。
気づかないうちにストレスがたまり、加齢による影響も拍車をかけて、急激な抜け毛を引き起こすことがあります。

ストレスがかかると、人は自律神経のバランスが崩れます。交感神経が優位になり、血管が収縮することで血行不良をおこすのです。
タバコのパターンと同じで、大切な栄養素が頭皮に届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因になります。

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5.加齢・ホルモンバランスの乱れ
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女性はみな、50才前後で生理がとまり、閉経します。個人差がありますが、40才頃から50才頃にかけて、徐々に女性ホルモンの分泌が減っていき、閉経すると止まります。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、髪の毛の発育に大きな役割を持っているため、分泌が減ることで抜け毛や薄毛を引き起こします。

ちなみに、閉経に向けてホルモン分泌量が減っていく期間、女性の体には抜け毛だけでなく、様々な不調が生じます。
この期間を更年期といいますが、その変化は、まさに急な坂を転がり落ちるくらいの勢いがあるため、戸惑う方が多いのが現状です。
早い方で30代から不調を訴えることもあるため、注意が必要です。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
『女性ホルモン様!』

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6.間違ったヘアケア
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今回ご紹介する抜け毛の原因の中で、一番早く対処できるのが間違ったヘアケアでしょう。

・頭皮にダメージを与えるシャンプーを使っている。以下の成分が入ったシャンプーは要注意です!
ラウレス硫酸ナトリウム/ラウリル硫酸ナトリウム/ラウリル硫酸アンモニウム/ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩/スルホン酸ナトリウム(ナトリウムは、Naとされていることもあります)

・洗髪時、マッサージのつもりで頭皮をゴシゴシ擦り、新しく生えてきた毛を引き抜いてしまっている。
・洗髪時、毛が抜けるのを恐れるがあまり、そ~っとしか洗わないため、きちんと洗えていない。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

『それNG!抜け毛を招くシャンプー成分』

『それNG!抜け毛を招く髪の洗い方(1)』

『それNG!抜け毛を招く髪の洗い方(2)』

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7.日光・紫外線ダメージ
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抜け毛に悩む人が増えるのは、夏から秋!
これは紫外線によるダメージに他なりません。特に、体の一番高いところにある「頭頂部」は、紫外線のダメージを強く受けます。
夏の炎天下、頭頂部を触ったときに、熱くてびっくりしたことはありませんか?それだけ太陽のエネルギーはすごいのです。
頭皮がダメージをうけ、抜け毛や薄毛の原因になります。帽子をかぶるなど、ケアを怠らないようにしましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

『頭皮の紫外線対策。』

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8.妊娠・出産
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妊娠・出産時の抜け毛は、そこまで心配することはありません。
出産により、一時的にホルモンバランスが変化しているため、どうしても抜け毛が増えてしまうことがあるのです。
出産後、1年以上たっても状態が回復してこない場合には、別の原因を考え、対処を始めましょう。

 

以上8つ、あなたはいくつ当てはまりましたか?
原因を取り除くことは、遠回りのようで一番効率的な解決策です。逃げずに向き合ってみましょう。

元井 里奈

毛髪診断士/取締役

ボロボロの汚髪から脱出。 髪を愛する髪マニア。

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