2017年06月10日
ヘアケア
女性の美しい髪に欠かせない栄養素はなに?
女性の髪の毛を育てる栄養素はたんぱく質・亜鉛・ミネラル・ビタミンです
女性の髪の毛を育てるためには必要な栄養分が主に4つあります。
まずは、髪の毛の成分の約80%を構成しているたんぱく質です。
たんぱく質が不足すると、髪の毛がやせてボリュームダウンしてしまいます。
亜鉛は新陳代謝を高め、毛母細胞の細胞分裂を促進する働きがあります。
髪の毛に栄養分を運ぶ鉄分や、血行促進などに効果のあるビタミン類も必要な栄養素といえます。
髪の毛を育てるには栄養バランスに気をつけましょう
髪の毛の構成比率は、約80%はケラチンという18種類ものアミノ酸が結合して作られたものによって占められています。
ちなみにアミノ酸を固めたものがたんぱく質になります。
そのため、髪の毛を成長させるためには、たんぱく質は欠かせない栄養分といえます。
しかし、たんぱく質だけをたくさん摂取しても、たんぱく質から髪の毛を作り出すことはできません。
たんぱく質を体内に取り入れるためには、ビタミン類が必要になります。
ビタミンのほかにもミネラルも髪の毛を健やかに育てるために必要な栄養素といわれています。
ミネラルは細胞を正常に機能させるために必要な栄養分です。
なかでも亜鉛は、皮膚の形成やたんぱく質の合成で重要な役割を果たしている栄養素といわれています。
抜け毛を予防するだけでなく、健康な頭皮を維持するために欠かせない栄養分です。
ただしミネラルは不足するのもダメですが、過剰摂取しても逆効果になってしまうため注意しましょう。
動物性よりも植物性たんぱく質を摂取することがポイントです
たんぱく質は髪の毛の成長に必要な栄養素であることはすでに紹介しました。
たんぱく質には動物性と植物性たんぱく質があります。
両者を比較した場合、動物性よりも植物性たんぱく質の摂取がおすすめです。
動物性たんぱく質には肉がありますが、肉を過剰摂取すると悪玉コレステロールが増えて、動脈硬化などの原因となる恐れがあるからです。
植物性たんぱく質は、大豆食品が代表的です。
大豆にはたんぱく質のほかにも、大豆イソフラボンという成分も多く含まれています。
大豆イソフラボンは髪の毛の健康を守る女性ホルモンの一種・エストロゲンと似たような働きをするので、その意味でもおすすめです。
大豆製品は納豆や豆腐、みそなど様々とあるため毎日摂取するのもそれほど難しくはないでしょう。
動物性たんぱく質でも魚、特に青魚であればDHAやEPAが多く含まれ、悪玉コレステロールを減少する働きがあります。
血液をサラサラにし、血行を改善するのも髪の毛の成長を促す意味で効果があります。
肉でも、ゆでたりして余分な脂肪分を落として食べるなど、ヘルシーな食べ方をすればおすすめです。
育毛を妨げる食材は極力回避する
髪の毛の成長を促す栄養素がある半面、育毛を妨げる食材もあるため注意しましょう。
まずはお酒です。
アルコールは適量であれば問題はありません。
しかし、過剰にアルコールを摂取すると、肝臓がアルコールの分解でかかりきりになります。
すると、髪の毛の生成をするために必要な栄養素までもアルコールの分解のために使ってしまいます。
結果として頭皮が栄養不足の状態になってしまい、髪の毛の健やかな成長が難しくなります。
とはいえ、アルコールは血行を促進する働きがあるため、適量であれば、むしろ髪の毛の成長にとっては好ましいといえます。
そのほかには、辛いものなどの刺激物はあまり食べない方が良いです。
さらにファストフードやインスタント食品は脂肪を多く含んでいる食品が多くなっています。
脂肪をたくさん摂取すると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴をふさぐ恐れがあります。
その結果、皮脂が毛穴に詰まったような状態になって頭皮が炎症を起こしやすくなります。
頭皮のコンディションが悪化すれば、髪の毛の成長も妨げられてしまうのです。
(まとめ)女性の美しい髪に欠かせない栄養素はなに?
髪の毛を育てるために必要な栄養素はいろいろとあります。
そのなかでもたんぱく質や亜鉛、ミネラル、ビタミンの4つの栄養素は髪の毛を成長させるために欠かせないものであるため、積極的に摂り入れましょう。
髪の毛の大半はたんぱく質を原料にしていますが、たんぱく質だけをたくさん摂取すればいいというわけではありません。
たんぱく質の吸収・合成をスムーズにするためにはビタミンやミネラルが必要です。
たんぱく質は髪の毛の成長に欠かせない栄養素ですが、動物性と植物性に分類できます。
肉などは悪玉コレステロールも摂取してしまうため、植物性の大豆食品を意識して摂取するのがおすすめです。
上で紹介したように髪の毛の成長を促す栄養素がいくつかあります。
一方で髪の毛の成長を妨げる栄養素もありますので、そのような食材はできるだけ摂取を控えるように心がけましょう。