2017年06月18日
ヘアケア
女性の髪が後退するのにはどんな原因があるの?
女性ホルモンの影響で髪が後退することがあります
髪の後退は男性特有のものと考えている人もいるかもしれませんが、女性でも悩んでいるケースは決して珍しくありません。
女性の髪の後退にはいくつか要因があります。
そのなかには女性特有の事情が原因となっているケースも見られます。
特に女性ホルモンのバランスが崩れることで、抜け毛が増えるケースも少なからず存在しています。
女性ホルモンに含まれるエストロゲンが減少すると抜け毛が起こりやすくなります
なぜ女性の髪の後退に女性ホルモンが関係しているのか、それはエストロゲンが鍵を握っています。
女性ホルモンのなかのひとつにエストロゲンという物質がありますが、こちらには髪のコラーゲンを増やしたり、髪の発達をサポートする働きがあります。
もし、このエストロゲンの量が何らかの影響で減ってしまうと、健康な髪を作り出すことが難しくなります。
その結果、生える毛よりも抜け毛が増えてしまい、髪の後退を招く恐れがあるのです。
エストロゲンの量が変化する要因として主なものに出産があります。
妊娠中にエストロゲンは増加するのですが、出産が終了すると激減します。
急激にエストロゲンが減少することによりホルモンバランスが崩れてしまい、抜け毛が増えてしまうことがあります。
他にも、女性ホルモンは加齢によって閉経前後に急激に減少します。
これも抜け毛の原因となることがあります。
ホルモンバランスはちょっとしたことでも崩れることがあり、ストレスなども影響するため、日常生活でも注意を払う必要があります。
髪質そのものが変化する可能性もあります
年齢を重ねるにつれて、髪質が変わってきたと実感している人はいませんか?
20~30代前半はまだ女性ホルモンが活発に分泌されているため、髪の艶やコシもしっかりしている傾向があります。
しかし、年齢を重ねていくと、女性ホルモンが徐々に減少してしまいます。
すると髪質も徐々に変化してきて、髪のハリやコシが失われてしまい、パサついた感じになります。
髪の太さもやせた感じになってしまって、髪のボリュームがダウンしてしまう可能性があります。
30歳を過ぎてくるとエストロゲンの分泌量が徐々に減少します。
40代後半に差し掛かると更年期を迎え、特に閉経の前後は急激に女性ホルモンが減少し、髪質が変化する、髪が後退するなど変化が顕著になります。
女性ホルモンの減少には大豆製品を取り入れるのが効果的です
女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少すると髪が後退する可能性も考えられます。
髪の後退が気になれば、エストロゲンを増やすように対処しましょう。
対処法として、まずは生活習慣を見直すことです。
ストレスを解消する、栄養バランスのとれた食生活を意識しましょう。
自分の体調を整えれば、女性ホルモンの分泌も元に戻る可能性が高いため、ちょっとしたことでも意識すると良いでしょう。
そのほかには大豆製品を取り入れるのも効果的です。
大豆には大豆イソフラボンという成分が含まれており、この大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするといわれています。
女性ホルモンの分泌量が減少しているのであれば、外部から取り入れて補完するわけです。
大豆製品にはいろいろな種類があります。
大豆そのものを食してもいいでしょうし、納豆や豆腐、みそ、豆乳でも摂取は可能です。
このような大豆製品を毎日摂取するように心がけてみるのも効果的といえます。
特に更年期で女性ホルモンを自分の力で増やすのが困難な場合には試してみると良いでしょう。
また、イソフラボンが配合されているサプリメントも発売されています。
水があれば簡単に摂取できるため、仕事などで忙しくて毎日大豆製品を食べられない人でも手軽に続けられるでしょう。
(まとめ)女性の髪が後退するのにはどんな原因があるの?
男性だけでなく、女性も髪の後退で悩むケースもあります。
そのなかでも女性ホルモンのバランスが崩れることで抜け毛が顕著になるという事例も少なからず存在しています。
女性ホルモンの影響で髪が後退することもあります。
女性ホルモンのなかでも、健康な髪を作り出すサポートの役割を持つエストロゲンという物質が減少すると抜け毛が顕著になるといえます。
年齢を重ねていくと、若いころと比較して髪質が変わってきたと感じる人もいるでしょう。
髪がやせたような気がする、昔と比較してパサつきが目立つという人もいると思いますが、それには女性ホルモンの減少が関係しているといえます。
女性ホルモンのバランスを回復させるための方法はいろいろとあります。
そのなかでも手軽にできる方法として、イソフラボンが多く含まれている大豆食品を意識して摂取するのはおすすめです。