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2015年08月21日

ヘアケア

女性の薄毛/毎日の食事で抜け毛を防ぐ方法(2)

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何年か前になりますが、あのアデランスさんが行った調査で「世界の成人男性薄毛率」調査というものがあるのをご存知ですか?

なんと、調査員が「目視」で薄毛率をはかっていくというユニークなものなのですが、その結果が興味深いのです。栄えある(生えない!?)薄毛率No.1国は、、、、チェコ!

そして2位以下はこちらの国々です。

2位:スペイン
3位:ドイツ
4位:フランス
5位:アメリカ

これをみると、民族的な遺伝子の違いや、そもそも、「薄毛なんて気にしないぜ、危うくなったらスキンヘッドにしちゃうぜ!」的な価値観も伺われますが・・・。「食生活」も少なからず関係しているはずです。
なんでも、チェコ料理は塩分が高く、ドイツ男性はEUで最も肥満率が高いとか。過剰な塩分や、肥満につながる食事は避けるべきだということを学ばせて頂けます。
そして、気になる日本は14位だそうで、いぇ~い、と、ちょっと喜んだのも束の間、お隣の韓国は20位とのこと。なんと日本は、アジア圏内トップクラスの薄毛率を誇るようです。同じアジア圏なのに、韓国との違いは何なのでしょうか。
食生活でいうと、韓国といえば、「辛い料理」!何か秘密が隠されているとは思いませんか?

 

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最強の育毛食・唐辛子と豆腐
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実は、本当に秘密が隠されているんです。
今から何年か前、名古屋市立大学の研究チームが、薄毛改善に効果がある成分を発見しています。それが、カプサイシンとイソフラボンです。カプサイシンとは、唐辛子などに含まれる辛味成分。イソフラボンは、大豆などに含まれる坑酸化力の強い成分です。
なんと、この二つの成分を同時に摂取する事で、薄毛に効果があると言われているのです。

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薄毛改善の仕組み
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カプサイシンとイソフラボン。この2つの成分が薄毛を改善する仕組みには、なにやら聞きなれない言葉が2つ出てきます。それが、IGF-1(アイジーエフ・ワン)と、CGRP(シージーアールピー)です。

あぁ、難しそう!と、どこかへ行かないでください!

あえて、誤解を恐れずに、超簡略化してご説明したいと思います。いいですか? 3つのステップでご説明しますよ。

まず、1つ目。
あまり知られていない事実ですが、わたしたちの髪が育つには、体内の「IGF-1」という物質が必要不可欠なんです。IGF-1は、思春期をピークに分泌量が減り、50歳前後には、ほとんど分泌されなくなってしまいます。なので、「IGF-1」を増やせれば、薄毛は改善できる、ということになります。

2つ目に、カプサイシンの働きをご説明します。
カプサイシンは、体の中の知覚神経を刺激し、「CGRP」という物質を放出させます。このCGRPが、全身のIGF-1を増やします。カプサイシンによって知覚神経から放出されるCGRPが、IGF-1を増やす。IGF-1が増えると、薄毛が改善される。というわけです。

ここまでOKでしょうか?続けます。3つ目です。
この、CGRPには、弱点があります。CGRPは、原料がないと不足してきてしまうのです。いくらカプサイシンを摂っても、肝心のCGRPが枯渇していて、放出されなければIGF-1は増えません。そこで、CGRPの原料となるもの。それが、イソフラボンなのです。CGRPの原料は、イソフラボン。

 

まとめると、こうなります。

・カプサイシンによって、知覚神経から放出されるCGRPが、IGF-1を増やす。IGF-1が増えると、薄毛が改善される。
・CGRPが不足しないよう、イソフラボンも摂る必要あり。

よって、カプサイシンとイソフラボンを同時摂取することで薄毛は改善できるのです!

 

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その効果の程は?
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え~っ。そんな簡単なことで!?と、お思いでしょう。効果は本当に表れるのでしょうか?実際に、この2つの成分を、5ヶ月間継続使用するという実験を行ったところ・・・
なんと、31人中、20人の人に育毛効果が認められたそうです。その数64.5%。派手な数字ではありませんが、考えてみてください。カプサイシンとイソフラボンだけで、ですからね!

しかも、この数字を90%にまで引き上げるスーパー成分があるのです!ちょっと記事が長くなってきてしまったので、そのマル秘成分については、またこちらの記事でお話しますね。(「ノ」がつく、アレです。)毎日の食事で抜け毛を防ぐ方法(3)天然の育毛成分

 

ちなみに、先ほどの実験での服用量は、以下のとおりです。カプサイシン:唐辛子を約2g。イソフラボン:豆腐を半丁。
おお、なんか、毎日食べれそうですよね!ところがどっこい。実は私、実際に試してみたことがあるのですが、、、この唐辛子「2g」が、日に日に自分を追い詰め始めるのです。笑
はじめは「効きそ~!」みたいな感じで楽しいのですが、徐々にインパクトが・・・。

・・・大丈夫かな、これ。

・・・ちょ、、、胃に悪いんじゃ・・・と、冷静に思い始めますので注意。

美髪育成のためならドンと来いや!というあなた。チャレンジしてみてもいいかもしれません。

 

IGF-1についても、良かったら調べてみてくださいね!アンチエイジングにも強力な働きをするので、美を追求するあなたは、知らなきゃダメです。

ちなみに、IGF-1を増やす注射も、あることにはあるらしいのですが私個人としては、自分の体が本来持つ、自然な働きでIGF-1を増やす方法を選んだほうが良いと考えています。
それでは、また^^

元井 里奈

毛髪診断士/取締役

ボロボロの汚髪から脱出。 髪を愛する髪マニア。

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