2022年11月10日
ヘアケア
ドライヤー使いで美髪!
秋になるとなんとなく調子の悪さを感じていました。調べてみたところ、「秋うつ」と呼ばれるものがあり、日照時間の減少が原因の一つなのだそう。確かに一日が短い感覚も苦手で、気分が下がり気味でした(汗)。
これからは無理をしないように過ごそうと思っています。季節の変わり目、皆様もご自愛くださいね。
さて今回は、「ドライヤーの使い方や選び方」についてお話しさせていただきます。
ドライヤーは美髪に欠かせない
美髪ケアにおいて、ドライヤーではとにかく乾かすことができればいい、とあまり重要視していない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、質の高いシャンプーやトリートメントを使ったとしても、最後のドライヤーで余計なダメージを与えてしまっている、なんてことも…。
この機会にぜひお役立ていただければ幸いです。
ドライヤーはなぜ必要?
まず、なぜドライヤーで乾かすことが必要かをお話しします。
濡れた状態の髪の毛は、非常にデリケートで傷つきやすくなっています。そのまま寝てしまったが最後、寝返りなどでスレてしまい、さらに多くのダメージを与えてしまうことに。寝ぐせも非常につきやすく、翌朝のセットにも影響が出てきます。
うっかり乾かさずに寝てしまった経験のある人も多いと思いますが、かなり悲惨ともいえる状態になりますよね…。
また、生乾きの状態が続くと、雑菌が繁殖しやすく、ムレやニオイの原因にもなります。
傷みのない美しくまとまった髪のためには、お風呂から上がったら、毎日欠かさずにしっかりと乾かすようにしましょう。
ドライヤーの使い方
次に、ドライヤーの使い方についてお話しします。タオルである程度の水分を取ったら、ドライヤーを「HOTの強風」にして乾かしていきます。その際、気をつけていただきたいポイントを2つ、ご説明します。
1つ目は、熱によるダメージを防ぎながら乾かすことです。髪の毛は熱によってダメージを受けてしまいます。
そのため乾かすときには、ドライヤーの送風口と頭皮や髪の距離を15~20センチほど離すことと、一か所に当て続けないようドライヤーを常に動かすことを意識しましょう。
2つ目のポイントは、髪の根元から乾かしていくことです。根元は一番乾きづらい場所です。根元を乾かしていけば、乾くスピードが早い毛先にも間接的に熱が伝わり、全体が自然に乾いていきます。
逆に毛先の方から乾かすと、根元はいつまでも乾きませんし、毛先は乾燥し過ぎてパサついてきてしまいます。
ドライヤーを持った手と反対側の手で髪をかき分け、「根元」に風が当たるようにして乾かしていきましょう。
乾かし終える前に、少ししっとりと水分を含んでいるような部分がないか、触ってチェックしてください。
完全に乾かし切れていないことで、寝ぐせがついてしまったり、なかなかまとまらなかったりする状態を招いてしまうことも意外と多いようです。襟足や後頭部は特に乾きにくいので注意してください。
最後にドライヤーを「HOTの弱風」にセットします。根元から毛先へ、毛流れに沿って風を当て、全体を整えましょう。
冷風で引き締めて仕上げを
仕上げに、髪に熱がなくなるまで「冷風」を当てます。こちらもHOTの弱風と同じく、毛流れに沿って当てるイメージで行います。
このステップで、毛の表面のキューティクルが整い、ツヤのある髪になります。ヘアスタイルのキープ力も違いますよ。
ブラッシングをすると、さらに美しく整えることができます。
ドライヤーに選び方はある?
今は様々な種類のドライヤーが販売されています。余裕がある方は今お使いのドライヤーも見直してみましょう。
基本的には、風量や温度調節がしっかりできるものを選んでください。
そしてぜひおすすめなのが、パワフルな風が出るものです。前述の通り、髪の毛は熱によってダメージを受けてしまいます。髪を傷めないためには、強い風の出るもので、一気に短時間で乾かすことが一番といえます。時短にもなって便利ですよ。
さらに最近は、髪へのダメージを抑える効果のある風が出るなど、高機能なものも発売されています。毎日使うものでケアができると一石二鳥ですので、投資する価値は十分にあると感じます。
人気ヘアサロンのトップスタイリストさんも、数あるヘアスタイリングアイテムの中でより多くのお金をかけるなら、ドライヤーという風におすすめしていましたよ。
美髪に必須のデイリーケア
ドライヤーは美髪に必須のデイリーケアです。正しい使い方を習慣化することで、違いの出てくる部分だと思います。以上のような使い方をマスターして、ツヤめく美髪につなげてくださいね。
参考文献:『女っぽさを作る美髪ケアの基本』幻冬舎 田所幸子 著、 『38歳からなりたい髪』すばる舎 田村マナ、山口童子 著