2023年05月11日
ヘアケア
自律神経を整えて、美髪も、元気も!
5月16日は、松尾芭蕉が奥の細道へと旅立った日に由来して「旅の日」なのだそうです。
暑さの本格化前で過ごしやすそうですし、GW後は旅行のオフシーズンにも入り、ゆったり楽しめそうな時期。旅の日は絶妙なタイミングなのかもしれませんね(笑)。ぜひ皆さんも旅を楽しんでみてください♪
さて今回は、「自律神経を整えて美髪につなげること」についてお話しさせていただきます。
美髪も心身もケアできる?自律神経
自律神経については、当コラムでも何度かお伝えしてきました。自律神経のバランスを整えると、心身の調子がよくなり、そのうえ年齢にかかわらず、髪や肌もイキイキとして美しくなるといいます。
また自律神経の乱れが、普段感じている心身の不調の原因だった、ということもあるようです。
美髪にも心身のケアにもつなげられる自律神経について、今回はより詳しくご紹介できればと思います。
自律神経とは?
まず自律神経について改めてご説明します。自律神経とは、一言でいうと、体内の内臓器官のすべて(特に血管)をコントロールしている神経です。心身を支えるために、非常に重要な役割を担っているといえます。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類で構成されています。
交感神経の働きが高まると、血管は収縮し、体はアクティブな状態になりますが、副交感神経が高まると、逆に血管は適度に緩み、体はリラックスした状態になります。
心と体がもっとも良い状態で働くのは、これらの両方の自律神経が、高いレベルで安定しているときだといいます。このバランスがうまくとれない(自律神経の乱れ)と、心身に悪影響を及ぼしてしまうため、自律神経を整えることが大切なのです。
自律神経が整うと、質の良いきれいな血液が細胞のすみずみまでいきわたり、十分なインナーケアが期待できます。その結果、美髪や美肌などのエイジングケアや心のバランスの安定など、様々なことが良い方向につながっていくといいます。
まさに、自律神経を味方につけると良いことづくしなのです。次に、自律神経を整える方法をいくつかご紹介しますので、ぜひお試しください。
腸内環境を整える
腸は「第二の脳」ともいわれるくらい大切な器官で、実は自律神経とも深く関係しています。
腸内環境を良くして腸がしっかり動くようになれば、加齢などで低下しがちな副交感神経の働きが格段に高まるといいます。
腸内環境を良くする方法は、最近は「腸活」とも呼ばれてメディアなどでもよく取り上げられていますよね。今回は、簡単に始められる腸活をご紹介します。
起床したら、食事の前にコップ一杯のお水を飲むことを習慣にしてみてください。便秘解消効果、そして副交感神経を高める効果が期待できます。
ゆっくり、深い呼吸をする
自律神経をよりよく安定させるためには、「ゆっくり、深い」呼吸が理想とされています。
しかしストレス社会を生きる現代の人たちは、たいていの場合で、交感神経の方が高まっており、呼吸は浅く、速くなっているといいます。
そこで副交感神経を高めて、自律神経を整えられる呼吸法をご紹介します。「1で吸って、2で吐く」、つまり「1:2(ワンツー)」の呼吸法というふうに覚えてみてください。
具体的には、吸うときは鼻で3~4秒くらい吸って、吐くときはすぼめた口からゆっくり6~8秒で吐いてください。特に吐くときには、できるだけゆっくり長く吐くことを意識してください。
とても手軽にできるので、何かの合間や通勤途中など、一日3分間を目安に、いつでもやってみてください。継続すると、自律神経のバランスがとてもよくなってくるそうです。
片付けをしてすっきりと
何かを片づけたり整理したりすることは、気分をすっきりさせてくれますし、自律神経もとても安定するといいます。
自律神経に負担がかからないようにするためには、「今日はこの引き出しの中」「今日はカバンの中」などテーマを決めて、ちょこちょこと、毎日30分くらいずつ片づけることがおすすめです。
SNSの使い方に注意
普段、SNSを利用している方も多いと思います。時と場合によっては、他人の存在が気になり過ぎてストレスにつながり、自律神経が乱れるもとになってしまうことがあるでしょう。
自律神経を専門とするドクター曰く、SNSには依存し過ぎず、便利に使うことがベストということです。使い過ぎていると感じる方は、ぜひ使い方を見直してみてはいかがでしょう。
できることから自律神経に目を向けて
ご紹介した方法以外にも、自律神経を整えられる方法は数多くあります。取り入れやすいことから挑戦して、ぜひ美髪や元気な毎日につなげてみてください!
参考文献:『「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣』幻冬舎 小林弘幸 著、『結局、自律神経がすべて解決してくれる』アスコム 小林弘幸 著