運動は美髪にも欠かせない！

最近ドライヤーを新調しました。少しお高めでしたが、憧れていた某メーカーのものにしたところ、明らかにツヤやサラサラ度がUP！髪質が変わった、といっても過言ではないかもしれません。

毎日使うものへ投資することの効果の大きさを、改めて実感したこの頃でした。

さて今回は、「運動と美髪」についてお話しさせていただきます。

運動がご無沙汰ではないですか？

本当に暑かった日々も大分落ち着きましたね。しばらく気温が高くて運動をしていないという方もいらっしゃるかもしれません。

美髪を育むためには、運動もおろそかにしてはいけない部分です。過ごしやすい今の時期、一緒に取り組んでみませんか？

髪の毛と運動の関係

髪の毛と運動の関係について、あまりご存じでない方もいらっしゃると思いますのでご説明します。

髪の毛は、血液からの栄養をもとに成長します。そのため血液の流れが悪いと、栄養が十分に行き渡らず、薄毛や抜け毛などにつながってしまいます。

そして運動量が少ないと、筋肉量が減るといいます。すると低体温になり、大切な血流が悪くなり、頭皮まで十分に栄養が運ばれないことにも…。

健康のためにも、美髪のためにも、運動は大切なものなのです。

脂肪の燃焼のためにも

また、体型に関わらず適度な運動を続けて、体内の脂肪を燃やすことも大切です。脂肪は、血流を低下させる大きな原因のひとつです。太り過ぎると、余分な脂肪が血液中に蓄積され、血流を悪くするといいます。

肥満の状態である場合には、もちろんダイエットの必要があります。BMIという、WHOが定めた肥満判定の基準を使い、確認してみましょう。BMIは、「体重（kg）÷身長（m）÷身長（m）」で求められます。その数値が、18.5未満では低体重、 18.5～25未満では普通体重、25以上では肥満となります。

BMIが普通体重となるように、運動や食事で体重をコントロールしましょう。ただし、極端な食事制限によるダイエットは、体にも髪にも逆効果なのでNGです。

有酸素運動がおすすめ

次に、おすすめの運動である「有酸素運動」をご紹介します。有酸素運動は、全身の筋肉を動かし酸素をたくさん取り込みながら行う運動のことをいいます。そのときにエネルギー源となるのは、体内の脂肪です。

さらに、心臓から血液を送り出す機能も高めるため、血流の促進には最適な運動といえます。末梢の血流までよくなるといいますので、頭皮までしっかりと栄養を届けられることでしょう。

代表的な有酸素運動は、ウォーキングやジョギング、水泳、自転車などです。

しっかりとしたハードな運動が必要でないかとお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、息をハーハー弾ませながら行う必要はなく、話ができるくらいの強度で、やや汗ばむ程度で十分といいます。

ペースは週に3～5回、1日20分ほど行うとよいでしょう。5分、10分とこま切れに行っても、1日の運動時間が合計20分になれば効果はあるといいます。ぜひ気軽に始めて、継続することを目指しましょう。

基礎代謝を高めよう

次に、基礎代謝についてお話しします。基礎代謝とは、体温保持や呼吸、内臓を動かすためなど、生きていくために必要な最低限のエネルギーのことをいいます。つまり、特別に運動などをしなくてもそのまま消費されていくエネルギーのことです。

基礎代謝が高いと、消費エネルギーが大きいため太りにくく、前述の有酸素運動の効果も高まるといいます。基礎代謝を高めることも大切といえるのです。

基礎代謝を高めるには、筋肉量をUPすることです。筋肉量は、加齢に伴い減少し、それにつれ基礎代謝も低くなるといいます。運動などで筋肉量を維持することは、基礎代謝を下げないことにつながります。

1kg程度のダンベルを使って体操をする、スクワットをするなど、簡単な筋トレが続けやすくおすすめです。

運動をする時間を作れなくても…

運動する時間を作れない、まずは本当に簡単なところから始めたい…などという方は、姿勢をよくしたり、体をよく動かしたりすることを心がけてみましょう。

たったこれだけでも、前述の基礎代謝を高めることにつながるといいます。

外出時はエレベーターではなく階段を使う、自転車や徒歩で移動するなど、意識すれば日常生活の中でも活動量を増やす機会がたくさん見つかります。

まずは、ながら運動でもかまいません。ぜひ意識するところから始めましょう。

まずは小さなことからでも、継続！

運動を習慣にすることで、睡眠の質UPやストレス解消など、他の美髪習慣も得られますので、まさにやって損はないといえます。まずは小さなことからでも、一緒に継続しましょう！

参考文献：『女子のための髪育レッスン』辰巳出版　浜中聡子 監修、『女性の薄毛・抜け毛　お悩み解消BOOK』主婦と生活社　浜中聡子 著