2017年07月06日
ヘアケア
女性も男性ホルモンが原因で髪が薄くなるって本当?
女性も男性ホルモンが増えると髪が減って薄毛が進行する傾向があります
女性の身体にもある男性ホルモンは脱毛を促し、正常なヘアサイクルを妨げます。
女性男性型脱毛症(FAGA)は男性ホルモンが原因です。
崩れたホルモンバランスを正常にするには規則正しい生活で自律神経を整えましょう。
健やかな頭髪を育てるのは女性ホルモンです
ホルモンとは私たちの身体の中で作られている物質で、身体の働きを調整する役割を果たしています。
100種類以上あるホルモンのなかで、性ホルモンと呼ばれているのが男性ホルモンと女性ホルモンです。
男性ホルモンと女性ホルモンはそれぞれが違う働きを持ち、男性ホルモンは筋肉質な身体を作り、女性ホルモンは丸みを帯びた身体を作ります。
意外に思われるかもしれませんが、男女ともに男性ホルモンと女性ホルモン両方を備えています。
この性ホルモンの量の違いで男性と女性の違いを生み出しているのです。
性ホルモンのなかで髪の強さやツヤを司っているのが女性ホルモンです。
男女ともに女性ホルモンの力で健康的な髪を保っています。
男性ホルモンは体毛を生やしますが、髪に対してはヘアサイクルを乱して脱毛を引き起こします。
特に男性ホルモンの影響を受けやすいのが生え際と頭頂部で、M字の薄毛や頭頂部の薄毛は男性ホルモンが原因です。
男性の薄毛は男性特有なものであるため、男性と女性それぞれに適したヘアケアを行いましょう。
女性男性型脱毛症はケアで改善が期待できます
男性の薄毛の多くは男性ホルモンを原因とする男性型脱毛症(AGA)です。
対して女性の薄毛は生活習慣による薄毛が多いといわれています。
しかし、男性型脱毛症は男性だけに起きるトラブルではありません。
女性男性型脱毛症(FAGA)に悩む人が増えているといわれています。
FAGAは女性に起こる男性ホルモンの増加による脱毛症です。
女性であっても、女性ホルモンの減少によって男性ホルモンが相対的に増えて薄毛になることがあります。
閉経や過度のストレスによって女性ホルモンは減少します。
加えて夜更かしや喫煙、身体の冷えは男性ホルモンが増える原因です。
FAGAに対処するには、男性ホルモンが増えすぎてしまう生活習慣を改善し、女性ホルモンを増やすような習慣を取り入れましょう。
ホルモン分泌をコントロールしている自律神経を整えるためにも、早寝早起きや健康的な食生活、ヨガなどの適度な運動を取り入れることが効果的だといわれています。
女性でも生活習慣の乱れによって男性ホルモンが増え薄毛になることがあります
もともと男性ホルモンが少ない女性でも、環境や体調によって男性ホルモンが増加します。
男性ホルモンが増えると皮脂分泌が盛んになって肌荒れも起こりやすくなるといわれています。
男性ホルモンが増えてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
男性ホルモンが増える原因としてあげられるのが夜更かしや不規則な生活です。
夜の10時から深夜2時までは、本来ならば副交感神経が活発になります。
この時間に起きていると交感神経が働き、男性ホルモン優位になりやすくなるといわれています。
細胞が修復され、髪が成長する時間でもあるため、睡眠はこの時間帯にしっかりとるようにしましょう。
ストレスを受けると人の身体は緊張して交感神経が働きます。
交感神経は男性ホルモンを分泌させるため、男性ホルモンが増えすぎてしまいます。
加えてストレスは血行不良も引き起こし、髪の成長を妨げるといえます。
自分にあったストレスの解消法を探しましょう。
女性ホルモンと男性ホルモンのバランスをコントロールしているのは自律神経です。
自律神経を整えるには、毎日規則正しい生活を送り適度な運動を行いましょう。
(まとめ)女性も男性ホルモンが原因で髪が薄くなるって本当?
女性であっても男性ホルモンが増加することで脱毛が進行することがあります。
女性男性型脱毛症(FAGA)を未然に防ぐには、日ごろからホルモンバランスと自律神経を整えましょう。
女性ホルモンには強く健康的な髪を育てる働きがあり、一方で男性ホルモンは脱毛を促進することがあります。
男女ともに男性ホルモンと女性ホルモンがあり、それぞれのバランスを整えることで健康的な髪を育むことができるといえます。
ホルモンバランスの乱れによる薄毛は女性にも起こるトラブルです。
予防するためには男性ホルモン優位になるような生活習慣を避けましょう。
適度な運動やバランスがいい食生活は、自律神経やホルモンバランスを整えるためにも効果的だといわれています。
男性ホルモンが多くない女性であっても生活習慣によっては男性ホルモンが増えてしまいます。
ホルモンバランスを整えるには夜更かしを避けて、適度な運動でストレスを解消しましょう。