2017年07月12日
ヘアケア
女性の髪の毛にはどんな特徴があるの?
女性の髪の毛の特徴は女性ホルモンによって作られています
女性の髪質と男性の髪質には異なる特徴があります。
女性の髪質には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが関係しているといわれています。
エストロゲンには髪の毛の寿命を延ばす作用があるといわれており、髪の毛を強く美しく成長させる働きがあります。
このため、女性の髪の毛は男性と比較すると寿命が長くしっかりしている傾向が見られます。
女性がサラサラな髪の毛をしているのはヘアケアをしているからと考えられます
女性の髪の毛というと、サラサラしていてしなやかなイメージを持っている人もいるでしょう。
これはもともとの女性が持つ髪の毛の特徴というよりも、日常の生活が関係していると考えられます。
女性の場合は男性と比較すると、ヘアケアをきちんと行っている人が多いようです。
女性は、女性ホルモンの影響で髪の毛の寿命が長くなり、太く丈夫な髪の毛になる傾向があります。
そのため、ヘアケアをしていなければ太くごわごわした髪の毛になりやすいとも言えます。
しかし普段からトリートメントやヘアパックをしているからこそ、髪の毛の補修もでき、しなやかでサラサラな髪の毛の状態を維持できるわけです。
女性の髪質は男性と比較するとホルモンの関係で髪質は強い傾向があります。
しかしだからといって、髪の毛に関するトラブルとは全くの無縁というわけではありません。
女性の方でも抜け毛などのトラブルで悩んでいる人は多いです。
特に食生活の乱れやストレスなどが関係して、抜け毛になってしまうケースも増えてきています。
女性の髪の毛の特徴にはコルテックスが関係しているといえます
女性の髪の毛の特徴は、コルテックスによって決まります。
コルテックスの量が多いと髪の毛は太くなって、少ないと髪の毛が痩せて細くなります。
髪の毛の太さを見てみると、日本人と外国人とでは特徴に違いが見られます。
日本人の髪の毛について太さの平均値を見てみると、0.07mmといわれています。
一方欧米人の平均を見てみると、0.05mm程度とされています。
こうしてみると、日本人の髪の毛は欧米人と比較すると太めとなります。
髪の毛が太くなると硬い髪質になり、細い髪の毛は柔らかくなるため、日本人は欧米人と比較すると、硬いごわごわした髪質といえます。
女性の髪の毛の太さは、年齢によっても変化するといわれています。
10~30代のころは、髪の毛には十分な太さがあるでしょう。
ところが30代後半くらいになると、髪の毛が徐々に細くなる傾向が見られます。
中高年の女性には「昔と比較すると髪の毛のボリュームがなくなって、ヘアスタイルが決まらなくなった」と感じている人も多いでしょう。
これは女性の髪の毛が年齢とともに徐々に細くなってしまうことが関係しています。
ボリュームがなくなったのであれば、まずはそのボリュームに合ったヘアスタイルで対応するといいでしょう。
日本人女性の髪の毛が黒い理由にはメラニンが関係しています
外国人の方には、金髪や銀髪、赤毛などいろいろな髪色の人がいます。
しかし日本人女性の場合、多くの人が黒髪でしょう。
この髪の毛の色を決める要因としてメラニン色素の一種であるユーメラニンとフェオメラニンという2種類の色素が関係しているといわれています。
ユーメラニンは濃い褐色・フェオメラニンは黄色から赤に近い色素なのですが、日本人女性はユーメラニンが大量に、フェオメラニンは少量含まれていることが多いのです。
このため、日本人女性の髪の毛は黒に近い色をしています。
欧米人では金髪の人が多いですが、ほとんどフェオメラニンしか含まれていないため、このような色合いの髪の毛になるわけです。
ちなみにメラニン色素を作るのはメラノサイトという細胞です。
メラノサイトではチロシナーゼという酵素によって、メラニン色素を生成して髪の毛を染めていきます。
ところがこのチロシナーゼという酵素は40代に差し掛かると徐々に減少します。
このため、髪の毛を染めることができなくなっていわゆる白髪が生えやすくなります。
日本人は白髪になったとき、完全に真っ白ではなくやや黄みがかっていることが多いのですが、
これはユーメラニンの生成が止まっても、多少フェオメラニンの生成が続くことが多いからです。
(まとめ)女性の髪の毛にはどんな特徴があるの?
女性と男性とでは、髪の毛に異なる特徴があるといわれています。
性別で異なる髪質になるのには、ホルモンが関係していると考えられます。
女性の場合エストロゲンという女性ホルモンがあり、髪の毛の寿命を延ばす働きがあるからです。
女性の髪質は男性と比較して、太くしっかりした髪の毛になる傾向が見られます。
しかし、サラサラでしなやかな髪の毛をした女性が多いのは、常日頃からヘアケアをしっかり行っているからといえます。
女性の髪の毛の太さはコルテックスの量によって決まります。
日本人女性の髪の毛の太さを見ると、欧米人のそれと比較して太めの傾向が見られます。
また、日本人女性は30代後半になると、徐々に髪の毛が痩せていくことがあります。
日本人女性の髪の毛は欧米人と比較すると濃い黒髪であることが多いでしょう。
これは、メラニン色素の一種であるユーメラニンとフェオメラニンという2種類の生成量のバランスが髪の色に関係しているためです。