2017年07月16日
ヘアケア
綺麗な女性でいるためには髪と肌どちらをケアすべき?
女性の髪と肌は本質的には一緒です
女性のなかには、髪の毛と肌は別物と思っている人もいるでしょう。
しかし髪の毛も肌も作られている成分はケラチンというたんぱく質の一種で根本は一緒です。
ケラチンは20種類程度のアミノ酸が結合したもので、やわらかいケラチンと硬いケラチンがあります。
頭皮のへこんだところが毛穴ですが、この毛穴の周りの細胞が変化して出来上がるのが髪の毛であり、髪も肌も一緒なのです。
女性の美意識は肌の方を偏重する傾向があります
髪の毛も肌も同じケラチンから作られています。
しかし、女性の場合、肌のお手入れについては重視していますが、髪の毛のメンテナンスに関してはおろそかにしてしまう傾向が見られます。
一般的には、女性の髪の毛と肌のお手入れのウェイトは肌70~80%、髪20~30%といわれています。
このように見ると、髪の毛に対する女性のお手入れ意識はそれほど高くはないといえるでしょう。
実は男性の目線から見てみると、けっこう髪の毛の方が印象に残りやすいところがあります。
昔の女性の話をするときに「ロングで黒髪の…」とか「ボブで茶色く染めていた…」のような感じで髪の毛の特徴で思い出す傾向がまま見られます。
「肌荒れしていた…」や「肌の色が浅黒くて…」のような形式で思い出す人は少ないでしょう。
よほど肌が綺麗か肌荒れがひどいかでもしない限り、男性の印象にはなかなか残りません。
むしろ髪の毛の方の印象が色濃く残るので、肌ケアも大事ですが髪の毛のケアもしっかり行った方がいいわけです。
髪の毛の老化は頭皮の老化に関係しています
年齢を重ねていくと、髪の毛も徐々に老化していき、髪の毛がパサつきやすくなる、髪の毛が痩せてボリュームが減ってしまった、という話をしばしば聞きます。
髪の毛の老化は単独で起きるわけではなく、頭皮が老化してそれが髪の毛にも波及するといわれています。
頭皮も年齢を重ねていくと、潤いなどが失われ、コンディションが悪化していきます。
頭皮が老化してしまうと、ハリやコシ、ツヤのある髪の毛を育てることが難しくなります。
頭皮の老化がまず進み、その後しばらくして髪の毛に影響が出てくることが多いです。
髪の毛の変化は女性の場合、30代後半になると顕著な症状が出てくる傾向が見られます。
しかし、それ以前に頭皮の老化が進んでいってしまうため、もう少し前の段階でヘアケアを始めた方が、いつまでも若々しい髪の毛をキープできるといえます。
だいたい20代後半になったあたりで頭皮のケアを始めた方がいいでしょう。
食生活を意識して肌と髪の毛をケアしましょう
髪の毛と肌のケアをすることが重要であることはご理解頂けたでしょう。
ヘアケアはシャンプーやトリートメント、肌は化粧水や美容液を使ってケアするものと思っている人も多いでしょう。
確かにその通りですが、髪の毛のケアにも肌のケアにも共通して行うべき対策があります。
それは食生活の見直しです。
2017年現在では日本人の食生活は欧米化が進んでいて、高カロリーで脂肪分の多い食事をとる機会が多くなっています。
このような栄養バランスの偏った食生活を続けていくと、高脂血症や高血圧症、肥満などの生活習慣病を引き起こす可能性が高まります。
また、皮脂が活発に分泌されるようになって、毛穴をふさいでしまうこともあります。
その結果、髪の毛が健やかに成長できなくなり、雑菌が繁殖して頭皮に炎症を起こし悪影響をもたらします。
皮膚に関しても同様で、皮脂の分泌が活発になることでニキビなどの肌荒れが起こりやすくなるため注意しましょう。
ドロドロ血液になって、頭皮の血行を悪化させ、栄養不足の状態にもなります。
もし肉料理や揚げ物料理ばかり食べている、野菜を普段ほとんど摂取していないのであれば、栄養バランスのことも意識してみましょう。
例えば魚料理も食べるように意識する、野菜もたくさん摂取するなど、栄養バランスの取れた食生活に改善しましょう。
(まとめ)綺麗な女性でいるためには髪と肌どちらをケアすべき?
見た目からして、女性の髪の毛と肌は構造が全く異なるというイメージを持つかもしれません。
しかし、髪の毛も肌も主に構成している物質はケラチンというたんぱく質の一種で、根本は一緒だといえます。
女性のなかには肌のお手入れはしっかり行っているけれど、髪の毛のケアはさほど…という人も多いようです。
しかし男性目線で見ると、髪の毛の方が印象に残りやすい傾向があり、髪の毛のケアをしっかり行うことも大事です。
髪の毛の老化は単独で起きているのではなく、頭皮の老化と連動して起こる傾向があります。
髪の毛のケアと頭皮のケアを同時並行で行うことで、髪の毛をいつまでも健康で美しい状態に維持できます。
髪の毛のケアとスキンケアは別物であると思っている人もいるでしょう。
しかし、ひとつのことで両方のケアをすることも可能で、例えば食生活の見直しをすることも有効といわれています。