2017年07月28日
ヘアケア
女性は閉経すると髪の毛が抜けやすくなる?
閉経すると女性ホルモンが減少し髪の毛が抜ける恐れがあります
女性が閉経を迎える前後には更年期障害が起こり、そのなかのひとつに抜け毛があります。
閉経前後の抜け毛は、女性ホルモンの急激な変化に身体が対応できずに起こることが多いです。
通常は45~55歳ごろに起きることが多いのですが、早い人だと35歳くらいから更年期のような症状に悩まされるケースもあります。
閉経するとエストロゲンの影響力が弱まるといわれています
閉経すると女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。
女性ホルモンのなかにはエストロゲンがあり、エストロゲンには毛髪の成長を促進する働きがあります。
閉経でエストロゲンの分泌量が少なくなると、毛髪を発達させる原動力が失われてしまいます。
髪の毛はもともと、成長しては抜けていき、また生えてくるというヘアサイクルを一定のペースで行っています。
しかしエストロゲンの分泌が鈍ると、髪の毛の成長期が短くなり、反対に休止期が長くなります。
その結果、細く短い髪の毛しか成長しなくなってしまい、髪の毛のボリュームが徐々に失われていきます。
このように、髪の毛が痩せることで全体的に薄毛になってしまう症状は、女性型脱毛症やびまん性脱毛症と呼ばれるものです。
エストロゲンが急激に減少する閉経前後には、抜け毛をはじめとしていろいろな症状に悩まされる可能性がありますので注意しましょう。
運動をする習慣をつけてみましょう
更年期障害の症状の現れ方には個人差があります。
日常生活に支障をきたすほどの強い症状が出る人もいれば、それほど深刻な症状にならないケースもあります。
一般的な傾向として、常日頃から運動する習慣のある人は更年期障害の症状が軽くなるといわれています。
なぜ運動で更年期障害の症状が軽くなるのかというと、心拍数が上がり血行が促進されることで、症状の緩和につながるからです。
そのほかにも、運動はストレス発散になるため、エストロゲンという女性ホルモンの減少によるうつ症状の緩和なども期待できます。
運動するといっても、激しい運動をする必要はありません。
たとえばウォーキングであれば、運動神経の良し悪しの関係なく誰でもできるでしょうし、今日からでも始められるでしょう。
仕事をしていて運動する暇がないという人でも、最寄り駅より1駅前で下車してそこから歩けば、それなりの運動効果が見込めます。
そのほかにもエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用する事なども、日常生活の運動として有効です。
女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンを摂取しましょう
閉経により減少してしまった女性ホルモンを、また正常に分泌させるのは難しいことです。
減少してしまった女性ホルモンを補うには、女性ホルモンと同じ働きをするといわれているイソフラボンを摂取することが効果的だといえます。
イソフラボンは大豆に含まれる成分で、大豆製品を食事に取り入れることで摂取ができます。
納豆や豆腐、味噌、豆乳などを普段から多く食べることを心がけると良いでしょう。
しかし、食事で大豆製品をとることが難しい場合もあるでしょう。
そのようなときは、サプリメントを利用することで手軽にイソフラボンを摂取することができます。
イソフラボン単体のサプリメントはもちろん、イソフラボンを配合した女性用育毛サプリメントなどもあるため、より効果的に閉経後の抜け毛を改善したいのであれば利用してみるのも良いでしょう。
閉経後の年代は、頭皮環境を整えるために必要な潤いなども不足しがちになるといえます。
育毛サプリメントを利用するのであれば、イソフラボンのほかにコラーゲンなどが含まれているものを選ぶのも良いかもしれません。
(まとめ)女性は閉経すると髪の毛が抜けやすくなる?
閉経すると女性ホルモンの分泌が急激に少なくなってしまい、身体がその変化に対応しきれなくなります。
その結果いわゆる更年期障害と呼ばれるいろいろな症状が起こり、そのなかのひとつに抜け毛があります。
閉経前後には女性ホルモンの分泌が急激に減少していきます。
女性ホルモンのなかにはエストロゲンという物質があり、髪の毛の成長を促す働きがあります。
エストロゲンの働きが弱まると、髪の毛が上手く成長できなくなります。
運動を常日頃からしている人はそうでない人と比較して、更年期障害の症状が軽くなるといわれています。
ウォーキングなど今日からでも始められる気軽な運動を取り入れることで、閉経前後の抜け毛を予防することも可能です。
更年期障害の症状があまりに辛いときには、女性ホルモンと同じ働きをするといわれているイソフラボンを摂取することをおすすめします。
イソフラボンが配合された女性用の育毛サプリメントなどもあるため、利用するのも良いかもしれません。