2017年08月13日
ヘアケア
女性の髪の量について、薄毛には何か基準はあるの?
女性の髪の量に明確な基準はありませんが、一般的な判断基準は存在します
女性の髪の量は、どの位が普通なのか特に明確な基準はありません。
人それぞれ、髪質や頭皮の状態などが異なるので、一概には言えないのです。
しかし、一般的に髪のボリュームダウンや薄毛リスクの判断基準はあります。
薄毛に気づいたらヘアケアを始めたり、髪に良い生活を送るようにすれば、ボリュームアップを目指すことが可能です。
判断基準は見た目の変化と人からの指摘などが多いようです
人の髪に個人差はありますが、約10万本が一般的な本数だと言われています。
生え変わりのサイクル、いわゆる毛周期があり、発毛してから成長し、成長が止まって抜け落ちるというサイクルを約2~6年の間繰り返しています。
また、髪の毛は1日におよそ70~80本は抜けると言われています。
本数だけ聞くと、かなり多いと思われがちですが、総数が約10万本もあるので全体からするとさほどの量ではありません。
この毛周期や髪の寿命は男女や年齢によって違いがあり、同じ年齢でも個人差があります。
見た目で頭皮の状態や髪のボリューム感が同じような人でも、年々薄毛になった結果の場合もあれば、元から髪が細くて少なめの場合などもあり、人それぞれ頭皮や毛髪の状態は違います。
このように元々の個人差が大きく、薄毛には軽度から重度まである上に判断も主観的になるため、薄毛に明確な基準はありません。
しかし、女性が薄毛を気にし始めるきっかけや、薄毛リスクの判断基準はあるようです。
例えば、分け目や頭皮が目立つようになった、抜け毛が以前よりも増えた、髪にハリやコシがなくなりパサついてきた、髪がぺたっとしてしまうようになった、などが挙げられます。
更に、頭頂部などの薄毛については自分でも気づきにくいため、母親や夫、子供などの家族や、女友達、美容師など人から指摘されるケースも多くあります。
髪の量が減ってしまうのには原因があります
女性の髪のボリュームが少なくなるのには、色々な原因があります。
まず、加齢と共に髪を作り出す毛根にある毛母細胞の代謝が落ちてくるため、丈夫でコシのある髪が作られにくくなることが挙げられます。
次に、女性ホルモンの一つであるエストロゲンは髪の成長を促すホルモンなのですが、この分泌が30代から減少し始め、40代以降ではかなり少なくなってしまう事も原因の一つとされています。
また、間違ったヘアケアや悪い生活習慣なども抜け毛を誘発する要因と考えられています。
頻回なパーマやカラーリング、洗浄力の強すぎるシャンプーの使用、洗髪後の自然乾燥などは頭皮の状態を悪化させ、髪を傷めてしまいます。
更に、お酒の飲みすぎや喫煙は血流を悪くするため、毛母細胞へ十分な栄養が行き届かなくなり髪の成長を妨げます。
強いストレスを感じたり、溜め込んだりしてしまうことも、ホルモンや自律神経のバランスを乱すことになり、発毛に影響を及ぼすことがあります。
正しいヘアケアと良い生活習慣を心がけましょう
髪の量が減ってしまっても、ヘアケアや生活習慣を見直し改善することで、ある程度ボリュームを回復させることはできます。
髪に優しいヘアケアや生活習慣を身につけて、髪のボリュームアップを図りましょう。
まず、洗髪前には豚毛などの獣毛ブラシをつかって毛先を頭皮に当て、優しく刺激するようにブラッシングをしましょう。
汚れが浮きあがり、洗い流しやすくなる上に、頭皮の血流も促されます。
シャンプーは刺激の弱い弱酸性でアミノ酸系のものなどを使って、指の腹で丁寧にもみ込みましょう。
このとき、しっかり泡だてることと、頭皮を爪で擦らないことに注意しましょう。
しっかりすすいだら、毛先だけにトリートメントを付けましょう。
毛穴に詰まることがあるので、頭皮には付けないようにします。
乾かすときは、タオルドライしてから、夏でもきちんとドライヤーで乾かしましょう。そのまま自然乾燥させると、雑菌が繁殖してしまうことがあります。
また、髪の成長を促すために睡眠は必要ですので、寝不足にならないように注意し、お酒はほどほどにしましょう。
ストレスを溜めないよう、スポーツをしたり、アロマを焚いたり、マッサージを受けるなど、心身が癒される時間を持つように工夫してみましょう。
更に、イソフラボンや亜鉛などの栄養素を食事に取り入れるとより効果的です。
サプリメントの活用も検討してみましょう。
(まとめ)女性の髪の量について、薄毛には何か基準はあるの?
女性の髪について、薄毛の明確な基準というものは存在しません。
しかし、薄毛が気になるきっかけなど、薄毛リスクの判断基準はあると言えるでしょう。
薄毛に気づいたときには、髪にとって良い生活を心がけ、ボリューム回復を目指しましょう。
人の髪の総数は約10万本で、生え変わりのサイクルによって寿命が決まっています。
薄毛かどうかの感じ方は個人の主観にもよるため、薄毛に明確な基準はありません。
しかし、分け目が目立つようになったなど、一般的な薄毛リスクの判断基準は存在するようです。
髪の量が減ってしまうのは、加齢による毛母細胞の代謝の衰えや髪の成長を促す女性ホルモンの減少などが原因です。
更に、間違ったヘアケアや、喫煙・睡眠不足などの生活習慣、ストレスも影響していると言えます。
髪がボリュームダウンしても、ヘアケアと生活習慣の改善で、ある程度回復させることはできます。
髪や頭皮に優しい洗髪やブラッシングを行い、十分な睡眠をとってストレス解消するなど、髪に良い生活を送るように意識してみましょう。