2017年08月15日
ヘアケア
女性の髪の量は季節によって違いがあるの?
女性の頭皮の状態や髪の量は季節によって違いがあります
女性の頭皮や髪は、年中通して同じ状態ではなく、季節による気温や湿度の変化によって変化します。
基本的に夏から秋にかけては抜け毛が多く、髪の量は少なくなります。
冬はほぼ髪の量は変わらず、春から夏にかけては髪が成長しやすいので、ボリュームが多くなると言われています。
春夏秋冬で髪の量や頭皮の状態は異なります
髪の量や頭皮の状態を季節ごとに比べてみましょう。
まず夏は湿気が多く気温が高いので、頭皮の皮脂の分泌量が増えて雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、頭皮が不衛生になりやすく、抜け毛が徐々に気になり始めます。
更に、強い紫外線を浴びるので頭皮はダメージを受けやすく、髪も潤いを閉じ込めるキューティクルが剥がれて内部がむき出しの状態になり、パサつきやすくなります。
また、夏はダイエット意欲が高まって過度に食事を控えてしまったり、夏バテにより食欲がなくなったりしてしまうことがあるため、食事から摂取できる栄養素が不足し、髪へも栄養が十分に行き届かなくなりがちです。
このように、夏の間に受けた頭皮や髪のダメージが日々蓄積されて、秋を迎える頃には抜け毛が増え、髪の量も減ってしまうというわけです。
一方で、冬は寒さから身を守り、体温を保つために体内のエネルギーが使われやすくなるので、髪も栄養不足になりがちです。
更に、空気の乾燥により頭皮や髪のパサつきが生じやすくなりますが、髪の量はほぼ変化しません。これは、夏秋に比べて大きなダメージが蓄積されていないためと言われています。
そして春は、暖かくなって髪を作る毛母細胞の代謝が活発になります。
抜け毛もある程度生じますが、新しい髪がどんどん作り出されるので、春は髪がボリュームアップしやすいと言われています。
ヘアケアを怠ると更に抜け毛が増えるリスクが高まります
夏は汗をかきやすく皮脂の分泌量も増えるため、毛穴が詰まりやすかったり、雑菌が繁殖しやすかったりと、頭皮が不衛生な状態になってしまうことが多くなります。
更に、強い紫外線にさらされるため、髪も頭皮も傷みやすい季節です。
そんな中、ヘアケアを怠り、髪や頭皮に良くない生活を送っていると、更にダメージが大きくなる可能性があります。
例えば、フケや臭いに加えて痒みが出た場合、かきむしってしまうと頭皮が傷ついて湿疹ができてしまうこともあり、抜け毛が増えてしまう可能性もあります。
また、夏に受けたダメージに対して何もしないでいると、秋になって髪のボリュームが更に減ってしまうこともあります。
髪のキューティクルも剥がれたまま放置すると、切れ毛や枝毛が増え、ツヤやハリのないパサついた髪のまま冬を迎えることになります。
乾燥しやすい冬は、汗をかいていなくても乾燥によって頭皮がかゆくなり、フケが増えたり、髪のパサつきが更にひどくなったりするリスクが高まります。
このように、季節によって女性の髪や頭皮が受けるダメージは異なるので、その都度状態に合ったヘアケアを行い、髪にとって良い生活を送るようにしましょう。
ダメージを放置していると、頭皮や髪に悪影響が出てしまうので注意が必要です。
季節ごとに頭皮や髪に合ったヘアケアを行いましょう
特に夏は頭皮に皮脂が溜まりやすく、フケや臭いの原因となるので丁寧なヘアケアが必要です。
シャンプーは、洗浄力が強すぎると頭皮にダメージを与えることがあるので、弱酸性でアミノ酸系のものを選ぶと良いでしょう。
頭皮や髪の汚れをきちんと落とすには、洗髪前に獣毛ブラシの毛先で頭皮を刺激し、汚れを浮かせて落としやすくすることが効果的です。
ぬるま湯を使って予洗いし、シャンプーを泡立て、爪で引っかかないように優しく指で洗っていきます。
泡が残らないようにしっかりすすぎ、雑菌の繁殖を抑えるためにすぐにドライヤーで乾かしましょう。
秋や冬は、抜け毛の増加や乾燥が気になる季節なので、保湿を意識したヘアケアを行いましょう。
洗髪後は、洗い流さないタイプの保湿効果に優れたトリートメントでしっかり潤いを与えます。
このとき、トリートメントが毛穴に詰まらないように、頭皮には付けないようにしましょう。
また、乾かした後は頭皮ケアオイルなどを使い、頭皮を指でもみ込むようにマッサージをしておくと血行も良くなるのでおすすめです。
髪が栄養不足になりやすいため、イソフラボンやミネラル、ビタミンB群などの栄養素を含んだ食品を中心に、バランスのよい食事を心がけると良いでしょう。不足分の栄養を補う意味では、サプリメントの摂取も検討してみましょう。
(まとめ)女性の髪の量は季節によって違いがあるの?
女性の髪の量は、気候や湿度などの変化に影響を受けるので季節によって減ったり増えたりします。
夏から秋にかけては抜け毛が多く、春から夏にかけては髪の量が増えると言われています。
夏から秋にかけては、皮脂分泌量が増えるほか、強い紫外線に晒されて髪や頭皮がダメージを受けるため、抜け毛が増えやすい傾向にあります。
冬は乾燥により頭皮や髪がぱさつきやすく、春先は暖かい気候により代謝が活発になるため髪が成長しやすいとされています。
抜け毛が多い夏や秋は、頭皮や髪がダメージを受けやすい季節です。
間違ったヘアケアを行っていたり、髪に悪い生活を送っていると、頭皮の状態が悪化し、抜け毛のみならずフケや湿疹が増えるリスクも高まります。
夏は頭皮が不衛生になりやすいので、丁寧に優しくシャンプー、ブラッシングすることが大事です。
冬は乾燥しやすいので、頭皮がカサつかないように保湿、マッサージを重点的に行うヘアケアがおすすめです。