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2017年08月24日

ヘアケア

女性の髪の量と女性ホルモンの関係とは?

髪の量は女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が減るとボリュームダウンします


女性ホルモンの一種、エストロゲンは女性の髪を生成する毛母細胞の代謝を活発にして、髪を成長させる役割を担っています。

エストロゲンの分泌量は、20代~30代をピークに年齢を重ねる度に減少し、妊娠・出産時にも分泌量が変動します。

体内でエストロゲンが増えれば髪の健康は維持できますが、分泌量が減れば髪のボリュームダウンにつながります。

エストロゲンは頭皮のコラーゲンを生成し髪の成長を促す作用があります

女性ホルモンは、女性らしい体つきを作り出したり、妊娠・出産できるように女性の体を準備させるために体内で分泌されます。

女性ホルモンには、卵胞を育てるエストロゲンと、妊娠時に子宮を赤ちゃんが育つ環境に保つプロゲステロンの2種類があります。

この2つのうち、女性の髪やお肌に深く関係しているのはエストロゲンの方です。

エストロゲンは、髪にコシやツヤをもたらすコラーゲンを生成したり、髪の成長を促したりする作用があるとされています。

そのため、エストロゲンが減ってしまうと、髪にツヤがなくなってパサついたり、ボリュームダウンしてしまったりすることがあります。

更に、エストロゲンは加齢と共にどんどん量が減っていく女性ホルモンです。

25歳位から35歳位までで分泌量はピークを迎え、その後40代になると、急激に減っていきます。

そのため40代以降は、髪のボリュームやツヤなどを失う傾向にあると言えます。

加齢の他にも、妊娠中はエストロゲンの分泌量が多くなりますが、出産後急激に減るため、産後もしばらくは抜け毛が増える傾向にあります。

髪の量は生活習慣やストレスなどから影響を受けることもあります


女性の髪の量や状態は、ストレスや生活習慣からも影響を受けるとされています。

ストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れて髪を作る毛母細胞へ十分な栄養が行き届かず、髪がやせ細ってしまうと言われています。

また、睡眠中は成長ホルモンの分泌が盛んになり発毛にも大きな影響を与えるので、睡眠不足は髪の成長を妨げることにもつながります。

他にも、喫煙は頭皮の血管を収縮させて、血流を妨げる原因となり、発毛を阻害するとされています。アルコールの過剰摂取も、その分解に必要な栄養素を奪われるため、発毛に悪影響を与えると言われています。

無理なダイエットをすると、栄養分が優先的に生命維持活動に使われるため、毛母細胞にまで回らず髪を作ることができなくなる可能性があります。

逆に脂質や糖質を含む食品の食べ過ぎは、頭皮の毛穴に皮脂が詰まって発毛環境を悪化させる原因にもなります。

更に、頻繁なパーマやカラーリングは頭皮や髪が化学薬品により傷んでしまいます。

洗浄力の強すぎるシャンプーを使い、頭皮を爪で引っ掻いてしまうような間違った洗髪方法も、頭皮や髪に大きなダメージを与え、髪の成長に悪影響を与えてしまうでしょう。

髪の量や質を維持するためには、女性ホルモンのバランスを整える食事や生活習慣が大事です

髪の量やコシ、ツヤなどの質を良い状態でキープするには、まず女性ホルモン、エスロトゲンの分泌バランスを保ち、髪にとって良い生活を送ることが大事です。

まず食生活を見直し、エストロゲンと同様の働きをするとされるイソフラボンを含んだ納豆などの大豆製品を摂取すると効果的でしょう。

また、良質のたんぱく質を含む卵や魚、ビタミンEを含むかぼちゃやアーモンドなどのナッツ類、ビタミンB6を含むバナナやまぐろの赤身などもおすすめです。

偏食をやめて、栄養バランスの良い食事をきちんと摂ることは髪の成長には欠かせません。

更に、午後10時から午前2時は成長ホルモンの分泌が特に盛んになる時間帯なので、この時間はしっかり睡眠がとれるように生活スタイルを見直しましょう。

そして、カラーやパーマのやりすぎには注意し、洗髪は洗浄力の強すぎないアミノ酸系のシャンプーを使い、優しく指で頭皮をマッサージするように洗いましょう。

ストレスを溜めすぎないように、運動やドライブなどで気分転換を図るのも良いでしょう。

(まとめ)女性の髪の量と女性ホルモンの関係とは?

1.髪の量は女性ホルモン、エストロゲンの分泌量が減るとボリュームダウンします

エストロゲンは髪の成長を促す作用のある女性ホルモンです。

エストロゲンは、20代~30代をピークに加齢によって分泌量が少なくなり、妊娠出産時には分泌量が増減します。

分泌量が減ることは、髪のボリュームダウンにつながります。

2.エストロゲンは頭皮のコラーゲンを生成し髪の成長を促す作用があります

エストロゲンは頭皮のコラーゲンを作ったり、発毛を促したりする役割を担っています。

しかし、40代以降になると減少してしまう傾向にあります。

また、妊娠中はエストロゲンが増加しますが、産後には急激に減ってしまうため抜け毛が増えるとされています。

3.髪の量は生活習慣やストレスなどから影響を受けることもあります

女性ホルモンの分泌量以外にも、ストレスや睡眠不足などが原因で髪の量が減ることもあります。

喫煙やお酒の飲みすぎ、無理なダイエットや偏った食生活なども髪を作る毛母細胞が栄養不足を起こす原因となり、髪のボリュームダウンにつながります。

4.髪の量や質を維持するためには、女性ホルモンのバランスを整える食事や生活習慣が大事です

女性ホルモンの分泌バランスを保って髪の量や質を維持するには、イソフラボンやビタミンなどを含んだ食品の摂取が大事です。

また、十分な睡眠とストレスの発散、正しいヘアケアをきちんと生活に取り入れるようにしましょう。

サンプライズ

コラム編集部

美ルート公式コラム編集部による記事です。

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