2017年09月03日
ヘアケア
女性の薄毛で前頭部と後頭部の髪の量はどうなるの?
女性の薄毛は前頭部から髪の量が減ったとしても後頭部へ進行するものではありません
薄毛というと男性の進行の仕方をイメージするかもしれませんが、女性の場合も同じというわけではなく、前頭部から次第に髪の量が減っていったとしても後頭部へ進行していくということはほとんどありません。
男性の場合は男性ホルモンの影響を受けやすく、そのため薄毛になりやすい傾向がありますが、女性でも男性ホルモンを微量ながら分泌されているためその量が増えると薄毛になりやすくなるのです。
ただし、女性でも、男性のような毛量の減り方をする場合があります。
女性の薄毛は男性と進み方が違います
男性の薄毛を簡単に説明すると、前頭部や頭頂部から薄毛になっていき全く髪の毛が生えない部分が後頭部へ向かって広がっていくという状態になります。
これは男性ホルモンがもつ働きの中に毛髪の発毛を阻害するものがあるためで、男性ホルモンの分泌が活発になるほど薄毛の可能性は上がると言えるでしょう。
しかし女性の場合の薄毛は、前頭部から薄毛が始まったとしても男性のように全く髪の生えない部分が広がっていくわけではないため、男性のような薄毛に悩む女性はほとんどいないのです。
髪の毛自体が細くなり、太くて健康な髪の毛が育ちにくくなってくると全体的な髪の毛の本数とボリュームが減ってしまいます。
もし同じ本数の髪があったとしても太さやハリ・コシがないことで、髪の量が減ったように見えてしまうのです。
女性の薄毛は加齢やストレスが原因です
年齢とともに薄毛の可能性は上がると言う話はよく聞きます。
ですが、なぜ加齢とともに女性の薄毛が進むのでしょう。
それは、20代後半から30代にピークを迎えた女性ホルモンの分泌量が、40代後半になると激減するからです。
女性ホルモンは髪の毛の発毛と育毛に関わりがあるため、その量が減れば必然的に男性ホルモンの量が増えてしまい、薄毛のきっかけが増えてしまいます。
それから仕事を持つ女性も多くなり、オーバーワークや難しい人間関係で心身が疲れてしまった結果薄毛になったというケースも増えてきています。
疲労やストレスは女性ホルモンのバランスを乱れやすくさせ、微量な男性ホルモンの割合を増やしてしまうことから、その影響で髪の毛がうまく育たず髪の量に影響が出てきます。
すると男性ホルモンがもつ発毛育毛を阻害する働きが大きく影響するようになってしまい、場合によっては男性のように薄毛が進むこともあります。
ストレスが原因の薄毛は20代の女性でも起きるケースがあり、女性ホルモンの分泌が乱れることから薄毛だけでなくその他の症状にも悩まされる場合も出てきているのです。
生活習慣の改善とストレス解消をしましょう
まず年齢による薄毛の進行を少しでも遅らせていくためには、日頃の生活習慣を改善することがおすすめです。
そのポイントは夜十分な睡眠をとって休養し、栄養バランスのとれた食事を心がけることと、摂った栄養素が十分に毛根へ運ばれるよう血流アップを目的とした運動も適度に行うことです。
それからストレス過多になって疲れ切る前に少しずつ発散し、ホルモンバランスの乱れから起こる薄毛を予防することもポイントです。
ストレス発散になるからと言って暴飲暴食することは体に負担がかかるので避けるようにしましょう。
おすすめは定期的に体を動かすことです。
運動は代謝アップにも役立つので、ストレス解消もあわせて行えれば一石二鳥になるだけでなく、自律神経が乱れることも防げます。
つまり、薄毛ケアだけでなく心身全体の健康にもつなげていくことができるのです。
しかしこのような生活習慣の改善やストレス解消を続けていても薄毛がどんどん進行していく時があります。
そんな時には、育毛剤の力を借りるという方法もあるでしょう。
育毛剤というと昔は男性用ばかりでしたが、最近では女性用の育毛剤も豊富に発売されており選びやすくなりました。
また、頭皮を直接ケアするだけでなく、体の内側から薄毛改善にうれしい成分の摂取を行えるサプリメントも登場しているため、必要に応じて使ってみてはいかがでしょうか。
(まとめ)女性の薄毛で前頭部と後頭部の髪の量はどうなるの?
女性の薄毛は男性と違い、前頭部から進んでも後頭部まで進行していくものではありません。
男性の場合、男性ホルモンの影響によって薄毛が進みやすいのですが、女性にも男性ホルモンは微量ながら分泌されているためその割合が増えると薄毛が進行する可能性が出てきます。
ただし、女性でも、男性のような毛量の減り方をする場合があります。
男性は前頭部や頭頂部から全く髪の生えない部分が広がって進行していきます。
ですが、女性の場合は薄毛の始まり方が同じでも髪の毛の本数が減ったり細くハリコシがなくなったりすることで、髪全体の量が減ったように見える薄毛になるという違いがあります。
加齢で薄毛になっていく原因は、40代後半から激減する女性ホルモンの影響だと言われています。
ですが加齢以外にも、ストレス過多によってホルモンバランスが乱れ、20代で薄毛になってしまうというケースも出てきています。
薄毛の予防と進行を遅くするためには、十分な睡眠・栄養バランスの良い食事・適度な運動がポイントです。
ストレス発散も適度に行い、自律神経が安定するようにしてホルモンバランスの乱れも予防しましょう。