2017年05月12日
ヘアケア
女性が抱える髪の悩みは年齢によって変わる?
女性の髪の悩みは年齢によって変化します
若い女性の髪の悩みは多くがくせ毛やダメージヘアですが、加齢とともに薄毛や白髪に悩む人が増加します。
女性は閉経に伴う更年期があるため、女性ホルモンにも大きく影響を受けます。
年齢に合わせたケアで美しい髪の毛をキープしましょう。
女性の髪の悩みは加齢によって変化していきます
女性の髪の悩みは年代によって異なります。
20代女性の髪の悩みトップはくせ毛、続いてダメージで、白髪や薄毛に悩む人は比較的少数です。
パーマやカラーを繰り返したり、ヘアアイロンやドライヤーを繰り返したりすることが原因のダメージに悩む人が多い傾向にあります。
30代の女性に聞くと、トップは産前産後の薄毛でくせ毛は2位になります。
このころから徐々に白髪や抜け毛の悩みが増加しています。
出産や家事、仕事のストレスで髪の毛や肌のトラブルも起きやすく、頭皮や身体の不調を訴える人が多い世代です。
40代になると白髪に悩む人が急激に増加し、50代ではさらに白髪に悩む人が増えます。
白髪に次いで抜け毛、薄毛に悩む人が多くなるのもこの年代の特徴です。
50代女性の半数以上が、抜け毛や薄毛、ボリュームダウンに悩むとも言われ、分け目が目立つようになったと感じる人も増加します。
これは女性ホルモン低下の影響が大きく、髪の本数が減り髪の毛自体が細くなっていることも原因です。
年齢によって抱えている髪の悩みは違います。
悩みに応じたケアを生活に取り入れましょう。
若い女性特有の薄毛はおしゃれが原因かもしれません
若い女性が抱える髪の悩みの多くはダメージやくせ毛です。
これは何度も繰り返したパーマやカラーリング、毎日のアイロンやドライヤーでのスタイリングが大きな原因だといわれています。
髪へ与えるダメージは髪の毛の痛みだけでなく、薄毛の原因にもなるので注意が必要です。
パーマやカラーリングは毛根や頭皮を傷め、さらにスタイリング剤を使用した後に綺麗に頭皮を洗えていないと毛穴のつまりを引き起こします。
パーマやカラーリングをしている人は必ず髪や頭皮のケアもセットで行いましょう。
毎日ヘアアレンジするという人は髪の休日を作ってみてください。
普段ポニーテールやエクステをしている人は、髪の毛が引っ張られることで牽引性脱毛症になっている可能性があります。
たまにはスタイリング剤をつけない日を作って髪の毛を休ませましょう。
若い女性であっても薄毛のリスクがないわけではありません。
薄毛に悩む若い女性は様々な理由を抱えています。
おしゃれが薄毛の原因になるほか、過度のダイエットやストレスも髪には悪影響です。
日々の生活を見直して早めの対策を講じることが薄毛対策の第一歩になるでしょう。
更年期前後の女性の髪の毛をケアするには生活改善が必要です
40代、50代の女性にとって避けられないのが更年期です。
更年期とは閉経前後の約10年のことを指し、一般的には45歳から55歳頃が更年期に該当します。
更年期障害と呼ばれる身体のトラブルの原因は女性ホルモンエストロゲンの減少です。
エストロゲンが減少すると男性ホルモンが優位になり、髪のボリュームが減って分け目が目立つようになります。
さらにエストロゲンが分泌されなくなることで、エストロゲンを分泌するように指令を出す脳の視床下部にも不調が起きます。
視床下部では指令を出すのにエストロゲンが分泌されないことで脳がパニックを起こすのです。
これが更年期の自律神経が乱れる原因です。
自律神経の乱れは頭皮への血流も悪くするため、薄毛を引き起こします。
40代、50代は甲状腺の病気や婦人科系の病気も増加する年頃です。
甲状腺ホルモンの疾患によって引き起こされる薄毛もあるので、抜け毛が気になるようになった時は病気による薄毛も疑う必要があります。
女性の更年期障害には食生活や運動などの生活習慣も大きく影響を及ぼします。
生活の改善とともにマッサージなどで血行促進を意識するようにしましょう。
(まとめ)女性が抱える髪の悩みは年齢によって変わるの?
女性の髪の毛の悩みはライフステージによって変化します。
出産前後の抜け毛や閉経による更年期障害などの影響で薄毛は進行します。
女性のライフステージに合わせたケアをするようにしましょう。
女性の髪の悩みは加齢とともに変化します。
若い年齢層ではパーマやカラーリングによるダメージが悩みの中心ですが、年齢を重ねることで白髪や薄毛の悩みが増加します。
これは女性ホルモンの低下や頭皮の老化が原因と考えられます。
若い女性であっても生活の崩れやダイエットにより薄毛になります。
カラーリングやパーマ、ヘアスタイリングも薄毛の原因です。
ときには髪を休ませる日を作って、優しくケアするようにしましょう。
更年期前後の女性は女性ホルモンエストロゲンの減少や自律神経の乱れによって、髪の毛が薄くなりやすくなります。
生活習慣の見直しが必要ですが、甲状腺等の病気の恐れもあります。
不安な時は早めにクリニックで受診しましょう。